6月19日の全校集会おはようございます。最近めっきり夜明けが早くなり、夕方は7時すぎまで明るくなってきましたね。今日の日没は19時13分ごろらしいです。明後日、6月21日は夏至です。 夏至って、どういう日か知っていますね。一年で一番昼の時間が長い日になります。 知っていると思いますが、夏至、冬至、春分、秋分は太陽と地球の位置関係で決まります。太陽の周りを公転している地球が、その軌道のどの位置にあるかで、夏至、冬至、春分、秋分が決まります。ところが、この日が、年によって違うというのも気づいていますよね。 夏至について調べてみると、2019年は6月22日になりますが、それ以降しばらくは21日で、2056年には6月20日になります。その後も基本的には21日だけど、ときどき20日になるというふうに計算されるそうです。 なぜこのようにずれるのでしょうか? 閏年が関係していることもありますが、そもそもは地球が太陽の周りを回るのがきっちり365日ではなく、平均で365.2422日だから、閏年を創る必要性が出てきているわけです。さらに、地球の自転が歳差運動をしていることや公転軌道が螺旋を描いていると言うことも関係していると言われています。 また、地球の自転も徐々に遅くなっているらしく、時々「閏秒」を挟んでいると言うことを聞いたことがある人も居るでしょう。ということは、どの瞬間の地球の位置を基準として測定するかで結果も違ってくると言うことです。なかなか難しいですね。 ちょっとややこしい話になりました。要は、人類がより正確にものごとを測れるようになったからです。科学や技術が進んだからすべてが解明されるのではなく、さらに疑問が出てくる。ここが科学や技術の面白いところだと思います。 すでに科学の偉人たちがいろいろと発見したかもしれませんが、まだまだ分かっていないことはたくさんあります。皆さんもがんばってすごいことを発見する余地は十分にあります。がんばってください。 6月5日の全校朝会での話おはようございます。 相変わらず元気で、素晴らしいです。 さて、昨日4日から今週末の10日まで「歯と口の健康週間」だそうです。 今年の標語は『「おいしい」と 「元気」を支える 丈夫な歯』だそうですが、みなさんは歯の健康に注意していますか? きちんと歯磨きできていますか? 給食の後も歯を磨いていますが、きちんと磨かないと効果がありません。 日々の学習と同じで、自分のためです。 標語にあるように、健康な歯であることで食事をおいしくいただけるし、結果として健康な体になります。つまり、元気に生活できると言うことです。そして、健康で、元気であってこそ、毎日が楽しく過ごせるのです。楽しく生活したいのなら、毎日きちんと歯を磨きましょう。できますね。 それから、今度の日曜日は運動会です。みんなで元気にがんばりましょう。 5月29日の全校集会おはようございます。 気がついたらもう6月になろうとしています。そろそろ気温も上がってきて、暑い日が続くようになります。体調管理には気をつけて、特に熱中症には注意しましょう。 さて、みなさんは、「よく考えて行動しなさい」とか「もう中学生なんだからしっかり考えなさい」とか言われませんか? で、そんな時「考えるってどういうことなんだよ」と心の中で反発していませんか? 実は、「考える」ということは真剣に考えてみると、よく分からないようにも思えます。 そんな「考えるってどういうことよ」と根本的な問題に突き当たった人にお勧めなのが、これ「はじめて考えるときのように」です。先日、本屋さんで見つけて、思わず買ってしまいました。会話調なので、結構読みやすいと思います。読みやすいけど、じっくり味わって読まないと、スルスルと流れてしまうと分かったような分からないような感じになってしまうかもしれませんが、なかなかいいことを言っています。 「考える」ってどうすること? 「わかる」ってなに? ということについて、わかりやすく書かれています。おすすめします。 私が気に入ったのは、最後の方にある「考える技術」についてのところで、5つめの「話し合う」の項目の二番目、『様々な意見に出会うことに、いろんなものの見方に出会うこと、新しい言葉、新しい意味の広がりに出会うこと。こうして初めてぼくはぼく自身に出会えるわけだし、ぼくが思ってもみなかったところに踏み込むことができる。その意味では共感よりも違和感や反感の方が大事だ。 変な人と出会う。変なものと出会う。そして、変な本と出会う。この本がもし君にとってささやかでもそんな出会いの一つになってくれたら、ぼくはすごくうれしいと思う。』 これは、考える技術について語っているけど、同時に人とのつながりの中で、好き、キライ、合う、合わないだけで判断してはいけない、むしろ合わない人、キライに思える人が大切なんだと言っていると思います。その向こうに何があるか、考えてみるのもいいかもしれません。 中学生の頃は自分について、いろいろと考える時期でもあります。悩んでいる人は、こういった本を読んでみるのもいいかもしれません。 5月22日の全校朝会おはようございます。 先週17日から、9年生は四国方面に修学旅行に行ったので、一緒に行ってきました。初日の17日は3人ずつ一般の農家や漁師さんのおうちに泊めてもらうという体験をしました。 去年の9年生も同じように泊めてもらったのですが、ある農家のおばさんが、「校長先生、ちょっと来て」というので、行ってみると「校長先生、今年の生徒さんが来て、靴をきれいに並べてくれたのを見て、ああ、いまみや中学校の皆さんだとわかりました。」というのです。 去年の9年生もきちんと靴をそろえて、家に上がったそうです。そのおうちは他の中学生もたくさん泊めておられるのですが、靴をきれいにそろえたのは去年も、今年も今宮中学校の生徒だけだったそうです。 靴をそろえるって、簡単なようですが、つい忘れがちなことです。でも、とても大切なことです。単に見た目がきれいだと言うだけでなく、つぎは必ず履いて出て行くわけですから、そのときのことを考えてそろえておくということは先のことをしっかり考えていると言うことです。素晴らしいですね。 皆さんも、9年生を見習って、靴を脱ぐときは、自分の気持ちと共にきちんとそろえてくださいね。 よろしくお願いします。 写真は、泊めてもらったおうちの人とのお別れシーンです。 5月8日の全校朝会おはようございます。(おはようございますと元気な声が返ってきました。) いつも通り、とても元気なごあいさつができています。ゴールデンウィーク明けですが、皆さんの元気な顔を見ることができてうれしいです。 さて、今日は大阪市の小学校、中学校全体が「いじめを考える日」となっています。 これは、去年の「大阪子ども市会」で、大阪市の小学校、中学校の代表が、議員さんの代わりに、市長さんにお話を聞いたり、提案したりした時に出てきたものです。すばらしいことですね。 では、ここで問題です。これはなんという字でしょうか?(「恕」という字を拡大したものを見せる。) 習っていない漢字だから知らなくてもいいけど…。(「いかる、かな」という声も聞こえてきましたが) 「怒」(いかる、おこる)という漢字に似ていますが、意味はかなり違います。「ジョ」とよみます。「おもいやり」という意味です。 2000年以上昔、中国にすごく賢い人がいました。その人にはたくさんの弟子がいました。その弟子のひとりが、師匠に聞きました。 「一生の中で、一言大事にしなければならない言葉は何ですか?」と聞いたところ、師匠はしばらく考えて、 「それは『恕』だろう。自分が他人からされたくないと思うことは他人に行ってはいけない。」と答えたそうです。 つまり、人生で一番大切な言葉、守るべき言葉は「恕」という言葉であり、「おもいやり」が大切だということです。 2000年以上前の賢い人が伝えているこの言葉、大事ですね。 皆さんの心の中にも「おもいやり」はありますね。思いやりがある人がいじめをするはずがないと思います。周りのお友達を大切にしてください。同時に、あなた自身も大切にしてください。 そして、もし、いやなことをされたら、あるいは間違っていやなことを友達にしてしまったら先生に相談してください。先生は絶対話を聞いてくれます。いまみや小中一貫校を、みんなで、みんなが楽しく学べる学校にしましょう。おねがいします。 |