2/10 今日の給食
今日のメニューは「くじらのオーロラ煮・まる天と野菜のうま煮・もやしのピリ辛和え・ご飯・牛乳」の5品です。
くじら、漢字で書くと「鯨」です。 最近、なかなか食べることのない食品です。 瑞光2丁目に瑞光寺というお寺があります。 そこに「雪鯨橋(せつげいきょう)」という橋が架かっています。 欄干(らんかん)の手すり部分は鯨の顎骨(あごぼね)でできていて、束柱の間は鯨の肩甲骨(けんこうこつ)がはめ込まれています。 浪速名橋50選に選ばれています。 18世紀中ごろ、当時の瑞光寺の住職さんが捕鯨地の南紀太地浦に行きました。 太地の人たちは捕鯨を生業(なりわい)としていました。 そのころ鯨は不漁で、太地の人たちはとても苦しんでいました。 そこで、村人たちはその住職さんに鯨の豊漁祈願をお願いしました。 住職さんは「殺生は仏教の教えに背く」として断ります。 ですが、食べるものにも困っている村人を見かねて豊漁祈願をします。 そうすると豊漁になり、太地の人々は救われました。 その後、太地の人々は瑞光寺を訪れ、お礼としてお金と鯨の骨を寄進しました。 住職は鯨を供養するためにその鯨の骨を使って橋を作りました。 これが初代の雪鯨橋です。全てクジラの骨でできていたそうです。 世界的にも超珍しい橋です。 984へぇー 「鯨」の「橋」ですから。 近くなんで一度行ってみましょう。 |