☆★☆育もう子どもの笑顔と地域の和・・・育和小学校☆★☆

11月号

    読書の秋に、家読(いえどく)のすすめ!
 秋も一段と深くなってまいりました。保護者、地域の皆様には、平素より本校の教育活動にご理解とご協力をいただき、ありがとうございます。
 さて、この時期は、昔から「灯火親しむの候」とも言われ、読書に最適の季節です。文化の日を中心に、10月27日から11月9日までの2週間は、読書週間です。
最近は、電子メディアの発達によって、世界の情報伝達の方法は、大きく変容しようとしています。しかし、その使い手が人間であるかぎり、その本体の人間性を育て、かたちづくるのに、「本」が重要な役割を果たすことは変わりありません。
 今年の読書週間の標語は「本に恋する季節です!」だそうです。活字離れが深刻化してきている現在、学校では、子どもたちが少しでも本好きになるように、図書館ボランティアの方に読み聞かせをしていただいたり、定期的にお話の会を開いたり、朝の読書タイムを設けたりしています。
 最近では、1冊の本を読み、楽しさを分かち合う家読(いえどく)が各地で広がっているそうです。面白かった場面の感想を話したり、本の中の会話を真似したりして家族で楽しむのが家読です。また、参加者が読んで面白いと思った本を持って集まり、順番に時間を決めて本を紹介し、それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを行って、「どの本が一番読みたくなったか?」を競うビブリオバトルのイベントも各地で行われています。秋の夜長におうちでもご家族みんなで同じ本に親しんで、ビブリオトークを楽しんでみてはいかがでしょう。
 話は変わりますが、11月11日(土)に学習参観・作品展が予定されています。芸術の秋、子ども達の力作をゆっくりご家族でご鑑賞ください。ご来校をお待ちしています。
      イチョウの葉には思わぬ効果が・・・
 ところで、読みかけの本のページにはさむ栞(しおり)の代わりに落ち葉をはさんでみたことはありませんか?木の葉の中でもイチョウの葉をはさむとよいことがあると言われています。ある有名な大学の図書館でも、新しい大事な本が入ると、必ずイチョウの葉をはさんで本棚に整理していたそうです。なぜイチョウの葉なのでしょうか? 実は、イチョウの葉には虫が嫌いなシキミ酸というエキスが含まれていて防虫効果があると言われています。虫食いのない古文書にはイチョウの葉がはさまれていたという事実もあります。昔の人は、イチョウの葉を着物や書物を守るために防虫剤として利用してきたのです。先人達の知恵は素晴らしいと思います。
 紙はもともと木からできているので、虫の大好物です。しかし、イチョウの葉をはさんでおくと虫が嫌がって寄りつかないということです。
ご存じのようにイチョウの実は銀杏ですが、その銀杏が落ちる頃になると、実の周りの柔らかい部分が腐ってきて、すごくくさいにおいがします。銀杏の腐った部分をじかに触ると、手や肌がかぶれることがあるので十分注意が必要ですが、イチョウの葉っぱには、本を虫から守る働きがあるのも事実のようです。
 読書に適した秋の夜長です。せっかくの機会ですので、その本を守るイチョウの葉を栞(しおり)に使いながら親子での読書を楽しんでみてはいかがでしょうか。学校でも、読書のよさを教職員や図書館ボランティアの皆さんとともに、じんわりと予どもたちに伝えていき、育和小学校の子どもたちを本好きにしたいと思っています。                              
               校長 安 藤  直

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