☆★☆育もう子どもの笑顔と地域の和・・・育和小学校☆★☆

校長室だより 7月号

      本格的な夏の到来です!
 梅雨明けが待ち遠しい頃となりました。曇り空の合間にのぞく太陽はまぶしく、本格的な夏の到来を予感させます。プールからは子ども達の元気な歓声が聞こえてきます。先月、行いました運動会には保護者の皆様をはじめ、地域の皆様方にも多数ご参加いただき、ありがとうございました。これからもさまざまな取り組みを工夫してまいりたいと思いますので、これからもご理解・ご支援をいただきますようお願い申し上げます。

   小さな力でも何かを変えることができる!
 南米エクアドルの先住民に伝わる物語「ハチドリのひとしずく」
 辻信一監修の「ハチドリのひとしずく」(光文社)という本をご存知でしょうか。辻さんの名前は、知らなくても、毎年、東京や大阪で開かれる「100万人キャンドルナイト」のイベントはご存知の方も多いのではないでしょうか。1年でたった2日。それも夏至と冬至の夜。それぞれたった2時間。電気を消してキャンドルを灯し、「ためいきのようなひととき」を思い思いに過ごす。これが「100万人キャンドルナイト」です。
辻さんはこの「100万人キャンドルナイト」の呼びかけ人であり、 スローライフの提唱者として、国内外に知られている方です。 
この本では、冒頭に南米エクアドルの先住民に伝わる物語「ハチドリのひとしずく」を紹介しています。これは、本当にとてもとても短いですが、なかなか考えさせられるお話です。
 『ある時、アマゾンの森が燃えていました。森に住む動物たちは、われ先にと逃げて行きました。けれども、クリキンディという名のハチドリだけは、 行ったり来たり、くちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは、 火の上に落としていきます。
 それを見た大きな動物たちは、「そんなことをしていったい何になる。」とクリキンディを笑います。 クリキンディは「私は、私にできることをしているだけ。」こう答えました。』
たった、これだけのお話です。
読んでみると思わず、「そうだ、頑張れクリキンディ」と思ってしまいます。そして、自分は、笑って見ているだけの動物にだけは なりたくないと思ってしまうのです。
 辻さんは、この「ハチドリのひとしずく」を元に「ハチドリ計画」という活動をしているそうです。個人個人が自分にできることをして、 地球を住みやすくしようという運動です。なるほど、なかなかおもしろい興味深い活動です。
例えば地球温暖化や数々の環境問題などを前に、私たちは絶望したり、あきらめたり「どうせ自分一人が動いたって、何も変わらないよ。」と思ってしまいがちです。そんな時、このハチドリの物語を思い出すことで「いや、私にもできることがある!」とひとしずくの勇気を得ることができます。
 学校や地域でも同じです。一人一人が少しのことでも自分のできることを実践していけば、もっとすばらしい育和小学校、もっともっと住みやすい育和地域をつくっていくことができるのではないでしょうか。これからもハチドリのクリキンディのようなハートをもった子ども達を一人でも多く育てていきたいと思っています。                    
         校長 安 藤  直

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