☆★☆育もう子どもの笑顔と地域の和・・・育和小学校☆★☆

10月号

〜もうすぐ運動会〜 平成最後だ! 笑顔と友情で勝利をつかめ!! 
平素は、本校の教育に対して、ご理解・ご支援いただき、心から感謝申し上げます。記録的な猛暑の中での2学期のスタートでしたが、ようやく朝夕に秋の訪れを感じるようになりました。
学校では、9月30日(日)の運動会に向けて、子ども達は、「平成最後だ! 笑顔と友情で勝利をつかめ!!」をスローガンに全力で練習に取り組んでいます。運動会当日には、子ども達の目標に向かってひたむきに努力する姿をお見せすることができると思います。最後まで子どもたちへ大きな声援と拍手をお願いいたします。保護者、地域の皆様方々の多数のご来場をお待ちしております。

     マナーを守って楽しい運動会に!
最近、学校の運動会などで子どもの態度ではなく「親のマナーが悪い!」という苦情が増えているそうです。少し変なお話ですが、それを学校に対して言ってくるそうです、そういった親のマナー違反やトラブルが裁判沙汰になっている場合もあります。育和小学校の話ではないですが、我が子のためと親や親戚がこの時ばかりと頑張り過ぎてしまい、他人に迷惑をかけてしまうのも考えものです。昨今、いろいろな場面で大人のマナーが問われています。子ども達が頑張る運動会ですが、子どもたちも大人の行動を見ています。今年も子ども達も大人も気持ちのよい一日を過ごすことができるよう、ご協力よろしくお願いします。

努力は成功のもと!「努力のつぼ」というお話
「お母さん、努力のつぼの話、またして。」「ウンいいよ。今度は、なあに。」
「さかあがり」 「あらあら、まだいっぱいになっていなかったのね。ずいぶん大きいね。」と、言いながら、お母さんは、いすをひいて、わたしの前にすわりました。
そして、もう何回もしてくれた、「努力のつぼ」の話をまた、ゆっくりと始めました。
人が何かを始めようとか、今までできなかったことをやろうと思った時、神様から「努力のつぼ」をもらいます。そのつぼには、いろいろな大きさがあって、人によって、時には大きいのやら、小さいのやらいろいろあります。そして、そのつぼは、その人には見えないのです。でも、その人がつぼの中に、いっしょうけんめい「努力」を入れていくと、それが少しずつたまって、いつか「努力」があふれる時、つぼの大きさがわかる、というのです。だから休まずにつぼの中に努力を入れていけば、いつか、必ずできる時がくるのです。
わたしは、この話が大好きです。幼稚園の時、初めてお母さんから聞きました。その時は、「よこばしご」(うんてい)の練習をしている時でした。それからも、「一輪車」「鉄棒の前回り」「とび箱」「竹馬」。なんでもがんばってやっている時、お母さんに頼んで、この話をしてもらいます。くじけそうになる時でも、この話を聞いていると、心の中に大きなつぼが見えてくるような気がします。
そして、わたしの「努力」がもう少しであふれそうに見えるのです。だから、またがんばる気持ちになれます。お母さんの言うとおり、この「さかあがり」のつぼは、ずい分大きいみたいです。「さかあがり」をはじめてから、もう二回もこの話をしてもらいました。でも、今度こそ、あと少しで、あふれそうな気がします。だから、明日からまたがんばろうと思います。お母さんは、「つぼが大きいとたいへんだけど、中身がいっぱいあるから、あなたのためになるのよ。」と、言ってくれるけど、今度、神様からもらう時には、もう少し小さなつぼがいいなあと思います。
『出典:朝日作文コンクールより(一部省略)』
 これは、ある小学生が書いた「努力のつぼ」という作文ですが、この中には伸びる子どもを育てていくための大切な教育的ヒントがたくさん含まれています。われわれ教職員も育和小学校583名の子どもたちの「努力」を支えながら、いくつものつぼが「努力」であふれ、「できた喜び」でいっぱいになるよう、これからも応援していきたいと思っています。今後ともご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
          校長 安 藤  直

9月号

   さあ2学期もがんばりましょう!
まだまだ真夏の日差しが照りつける毎日ですが、元気な子ども達が学校に帰ってきました。さあ2学期の始まりです。夏休み中に行なわれた「育和おどり」では、子ども達が保護者・地域の皆様方にたいへんお世話になり、本当にありがとうございました。これらの行事に参加した子ども達は、地域の方とのふれあいを通して、育和の地域のよさを再認識してくれたことと思います。
2学期には運動会をはじめ、修学旅行、遠足、作品展等たくさんの行事が予定されています。保護者・地域の皆様方には2学期も様々な面でお世話をおかけいたしますが、ご理解、ご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
一人じゃできないことを みんなの力でやり遂げる意味とは?
まもなく育和小学校では運動会の練習が始まります。学年や学級の子ども集団の質を高める絶好の機会です。運動会などの学校行事やそれに向けた練習は、子ども達が成長していく上での大切な三つの力を育ててくれると思います。
一つは、「仲間と一緒にがんばる力」です。運動会の団体演技一つにしても、仲間として助け合い、協力し合う気持ちが無くてはうまく出来ません。みんなで成功させようとがんばる気持ちを自然に生み出し、仲間とともにがんばる団結力を運動会は育ててくれると思います。
二つ目は、集団のために、あるいは仲間に迷惑をかけないように「気を配る力」です。共通の目標を持って、一緒に何かをつくりあげる過程でこの力は養われます。望ましい集団として育つほどに、一人ひとりを、よりよく成長させようとする暗黙のルールが広がっていくものです。これからの社会生活を営むために必要な心構えとも言えます。
三つ目は、集団の一人ひとりが、役割をしっかりと分担し、「責任を果たす力」です。団体競技や演技で結果を出そうとするときは、自分の役割に責任をもつとともに、他人のフォロワーとして協力していくことが必要です。質の高い集団は一人ひとりを鍛えます。また、集団に対して一人ひとりが、自分自身が価値ある存在であることを認識した時に、集団はさらに向上、発展していくものです。
みんなの力を集結させると大きな力が生まれる例えとして、「マザーグース」(英米を中心に親しまれている英語の伝承童謡)の中に「世界中の海が」という有名な一文があります。

「 世界中の海が 」マザーグースより( 北原 白秋 訳 )
世界中の海が 一つの海なら どんなに大きな海だろな。
世界中の木という木が 一つの木ならば どんなに大きな木だろな。
世界中の斧が 一つの斧なら どんなに大きな斧だろな。
世界中の人たちが ひとりの人なら どんなに大きな人だろな。
大きな人が その大きな斧をとって 大きな木を切り
大きなその海へ どしんとたおしたら
どんなに大きな音だろな。

真剣にまじめにがんばる一人ひとりが集まると大きな力が生まれます。今年も子ども達のもつ熱いエネルギーを集結させた「一人じゃできないことを みんなの力でやり遂げる」感動のある育和小学校の運動会にしたいと考えています。応援をよろしくお願いいたします。
     校長 安 藤  直

7月号

    1学期のまとめの時期になりました!
 早いもので、1学期がスタートして、3ヶ月が過ぎました。学校では今年完成したプールから子どもたちの元気な声が聞こえてきます。子どもたちは、暑さに負けず、友達と元気よく過ごしています。だんだん暑くなってきましたが、体調を整え、しっかりと1学期のまとめをしてほしいものです。
さて、学校では数年前から各教室・特別教室にエアコンを設置していますが、熱中症予防のため、水筒・汗ふきタオルやハンカチを忘れずに持たせていただきますようお願いいたします。
また、プール水泳におきましても、毎回の持ち物の準備や水泳カードでの日々の体調チェック等をよろしくお願いします。
先月、行いました「育和フェスティバル」には保護者の皆様をはじめ、地域の皆様方にも多数ご参加いただき、ありがとうございました。これからも本校の今後の取り組みにご理解・ご支援をいただきますようお願い申し上げます。

    文月(ふみづき)に想う 〜ポスト・オフィス・ベイのこころ〜
 ダーウィンの進化論で有名なガラパゴス島には、「ポスト・オフィス・ベイ」というおもしろい郵便局があるのをご存知でしょうか? 
実は、この「ポスト・オフィス・ベイ」というのは、郵便局とは名ばかりで、木の樽が置いてあるだけなのです。
かつてガラパゴス諸島は、重要な捕鯨船の物資補給場所でした。現代と違って当時は世界の海を巡るには長い年月がかかりましたから、定期的に食料や水の補給が必要だったのです。そんな訳で訪れた船乗り達が、故郷の家族や恋人へしたためた手紙をこの島に残して、次にやってくる船員に手紙を託したことが、この「ポスト。オフィス・ベイ」の始まりだったと言われています。今でも観光客がそれをまねてこの郵便ポストに手紙を残し、残した分だけ自国宛ての手紙を探して持ち帰り、帰国した際に切手を貼って送る習慣になっているといいます。いつ届くともわからない、何とも気の遠くなるほどの時間のかかる手紙を扱う郵便局ですが、何が古き良き時代のロマンを感じます。
さて、7月は、古くは文月(ふみづき)と呼ばれていました。7月の行事と言えば、七夕。今では短冊に願い事を書く習慣になっていますが、もともとは書道や和歌の上達を願う行事だったそうです。そこから「文披月(ふみひらきづき)」と呼ばれるようになり、それが「文月」に変化したといわれています。親が子どもの学力向上を願い、手習いをさせ、健全な成長を願う気持ちは、今も昔も同じです。電子メールもいいですが、たまには字の練習も兼ねて、はがきや封書で手紙を出してみるのもいいと思います。ファーストフードに対してスローフードが見直されています。スピーディーな電子メールに対して、相手のことを思いながら一文字一文字ゆっくり手紙を書き、切手を貼って郵送するスローメールも大切な文化だと思います。
学校では3年生ではがきなどの書き方を教えていますが、ご家庭でも夏休みなどにはがきや封書を出す機会をつくっていただけたらと思います。田舎のおじいちゃんやおばあちゃんに1学期にあった楽しかったことや嬉しかったことなど、自分の思いをはがきや手紙にしっかり書き綴ることのできる筆まめな「育和っ子」になってくれたらいいなあと思っています。
                               
    校長 安 藤  直

6月号

  もうすぐ「育和フェスティバル」!
 少しずつ日差しが強くなり、夏の訪れを感じる季節となりました。学校では、6月23日(土)に行う「育和フェスティバル」の準備を進めています。「育和フェスティバル」とは、子どもたちが各学級で考えた模擬店を出し、たてわり班でそのお店を巡るという児童会が中心となって行うイベントのことです。1年生の子どもたちにとっては、入学して初めて経験する大きな行事です。多少のトラブルがあるかも知れませんが、さまざまな経験を通して、集団で協力していくことの楽しさや難しさ、大切さについても学んでほしいと考えています。「育和フェスティバル」には、保護者・地域の皆様も参加できますので、どうぞご来校くださいますよう、お願い申し上げます。

  「虹色のチョーク」から学ぶ!人間の究極の四つの幸せとは?
 少し前に話題になった「虹色のチョーク」という本をご存知でしょうか?わたしたち教師の商売道具ともいうべきチョークの生産において国内最大のシェアを誇る、日本理化学工業という会社の取り組みを小松成美さんがまとめたノンフィクションです。日本理化学工業は、日本全国6000社の企業の中からたった5社だけ選ばれて「日本で一番大切にしたい会社」という本に紹介され有名になった会社です。その後、テレビ番組(世界一受けたい授業)でも取り上げられたのでご存知の方は多いと思います。
なぜ日本理科学工業が、このように注目を集めたのかと言えば、全従業員の7 割が障がいのある人だからです。その人たち全員が生産ラインを担って、責任を果たしているという点です。ひとり一人の社員が、並外れた集中力と誠実な仕事ぶりで着実に業績を挙げ、チョークを製造するメーカーで今や国内の50%のシェアを占めるまでに成長した会社なのです。
しかし、会社が成長する過程において、さまざまな課題や困難、葛藤もあったようです。経営者としてぶれない信念があった先代社長、そして、そのあとを引き継いだ現社長が、障がいのある社員を信頼し、責任ある仕事を任せ続けたことで、社員たちもその期待に応える仕事をしたため、着実に成長を遂げたというのですが・・・・。
先代社長は、一時期「このまま障がいのある人を雇い続けていていいのか。それは彼らに無理強いをしていることになっていないだろうか。」と自問自答し、悶々としていた時期があったそうです。しかし、その頃に出会ったある住職の法話の中に、解決につながるヒントを見つけたというのです。その法話の中に「人としての究極の四つの幸せ」というくだりがあり、それを会社経営の中に生かすことで迷いは消え去ったというのです。
その四つとは、1.人に愛されること 2.人に褒められること 3.人の役に立つこと 4.人から必要とされること、であるというのです。これで人は十分幸せに働けるというのです。
この究極の四つの幸せは、まさに教育、子育てにもあてはまるものではないでしょうか。簡単に言えば、『子どもを愛すること「あなたのこと、大好きやで。」、子どもを褒めること「よう、頑張ったなあ。」、子どもに自分が人の役に立っていると実感させること「ありがとう、助かったわ。」、子どもに人から必要とされているということを伝えること「あなたがいてくれな困るわ。おってくれて良かった。」』ということを伝えることです。最近の子ども達は、自己有用感・自己肯定感が低いと言われます。一人ひとりが唯一無二の存在であり、かけがえのない存在であるということを、これからも育和小学校の子どもたちに学校やおうちで伝え続けていくことがとても大切なことだと思っています。ちなみに日本理科学工業のチョークが育和小学校にもありました。そのチョークは、今日も各教室で活躍しています。
 
             校長 安 藤  直

5月号

    風薫る季節がやってきました!
新しい学年がスタートして1ヶ月が過ぎようとしています。1年生もそろそろ学校生活に慣れ、休み時間には元気に運動場をとびまわっています。4月27日(金)は、学習参観、学級懇談会、PTA決算総会を予定しています。多数ご参加いただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
もうすぐ子ども達が楽しみにしているゴールデンウィークがやってきます。親子でお話をしたり、何か一緒にしたりして、親子の絆を深める機会にしてほしいと思います。
学校でも子どもの『心の居場所』ができるよう、これからも様々な取り組みをしていきたいと考えています。何かお子様のことで気になることがありましたら、これからも遠慮なくご相談をいただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

    『当たり前』のことに感謝できる子に!
『ありがとう』の反対語は何かご存知でしょうか? 『ありがとう』『ありがたい』を漢字で書くと「有り難い」となります。つまり、「有ることが難しい」ことなので『ありがとう』の反対語は、『当たり前』だそうです。人は、『当たり前』だと思うと、感謝しなくなるからです。でも『ありがとう』の反対語は『大きなお世話』という説もあります。
さて、このところ九州北部の土砂災害をはじめ、新燃岳の噴火など、各地でさまざまな災害が起きています。ついさっきまで、一緒に笑ってご飯を食べていた家族や友達が亡くなってしまうこともあるかも知れません。息ができること、歩けること、ご飯が食べられること、布団で寝られること、家族がいること、それは『当たり前』ではありません。とても「有り難い」ことです。
しかし、わたし達は、日頃の生活の中で、その「有り難い」ことを特別なことと思わなくなってしまいます。わたし達のような大人がそうですから、最近の子ども達は、もっとそのことを感じることが難しいのではないでしょうか?
「3秒でハッピーになる名言セラピー」「子どもはみんな天才だ!」などの著者として知られる、ひすいこたろう氏は、世の中に人達みんなが楽しく生きるためには、いつもプラス思考で物事を考える習慣を身につけることが大切だと言っています。「分からないことが分かった。」「できなかったことが、できるようになった。」という小さな一つ一つのことを親子で共に喜び合い「有り難い」と思い、「今の幸せに気づくこと」が子育てには本当に重要なことだとも言っています。
江戸時代の儒学者の貝原益軒は、今から300年前に「子どもがかわいいと思うなら、三分のひもじさと三分の寒さを残しておけ。」と言いました。この教えは、その後、寺子屋でも大切な教えとして受け継がれていったそうです。お腹がすいた時に食べる食事は、とてもありがたく、より美味しく感じることができます。また、寒さを経験することにより、暖かなところにいることに感謝できるものです。
今の時代、何でも『当たり前』にあるのではないことを育和小学校の子ども達にも気づかせ、少しは厳しい体験をさせることも子ども達の成長にとってとても大切なことだと思っています。

    校長 安 藤  直

※育和小学校では、学校での出来事をホームページで紹介しています。大阪市のHP「にぎわいネット」からご覧になるか、大阪市立育和小学校で直接ご検索ください。携帯電話やスマートフォン等からも見ることができますので是非ご覧ください。

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