☆★☆育もう子どもの笑顔と地域の和・・・育和小学校☆★☆

2月号

      春はもうすぐ・・・
早いものでもう2月を迎えることとなりました。2月は昔の言い方で「如月(きさらぎ)」ですが、語源は、寒い時に着物を更に重ねて着ることから「衣更着(きさらぎ)」と言うようになったということです。
さて、2月3日は節分です。節分は、本来は季節を分けるという意味で、立春・立夏・立秋・立冬の前日を指していました。特に立春が1年の初めだからということから、次第に節分といえば春の節分を指すものとなったようです。日本の伝統的な行事には昔の人のさまざまな知恵や願いがつまっています。2月3日は、日曜日ですので、是非、ご家庭でも豆まきなどを子ども達と一緒に行っていただき、ご家族のきずなを深める機会にしてほしいと思います。
そして、4日はもう立春です。春の気配を伝えるニュースも聞かれますが、まだインフルエンザによる学級休業を行っている学校もあります。子ども達には健康に十分気をつけて過ごしてほしいと思っています。

      スマホ時代の情報モラルについて考える!
さて、話は変わりますが、昨年の秋に行われた「実業団対抗女子駅伝」でのフラフラになりながらゴールした選手への対応が、大きな議論となりました。「走り切ったことへの賛辞」と「すぐに制止しなかった大会関係者側への非難」がテレビのニュースでも大きく取り上げられました。
思い返せば例のアメリカンフットボールの悪質タックル問題の時もそうでしたが、こうした議論(時には  ‟騒動“に発展するケースも多々ありますが)の発端がSNS上で湧き上がってくるケースが本当に多くなってきました。今やSNSを含め、インターネットは私たちの暮らしに「あって当たり前」のように存在し、その利便性は私たちに多くの有益な情報を提供してくれます。
しかし、その一方で意見のテーマとなる物事のことをよく理解しないまま、過激な意見を発信する人が増えてきたことが気がかりです。前述の「騒動」などのように、単なる「誹謗・中傷」に陥ってしまっていることも少なくありません。また、匿名性を利用して無責任な意見を言う人を批判し、社会的に追い込むような動きがあることも事実です。
今や携帯電話は子ども達の暮らしにも身近になり、スマホデビューの年齢が4、5年前は中学生がピークだったのが、今や小学校3年生くらいにまで低年齢化しています。生まれた時からスマホやタブレットしか知らない世代もどんどん増えています。便利な道具ですが、この道具を介した犯罪も子どものすぐ近くに迫ってきていることも事実です。このような社会の状況を考えると、便利なものを「正しく使う」ことや「そこから得られた情報を正確に把握し、取り扱う」ことを、子どもたちの身近にいる大人がきちんと教えていくこと、導いていくことが求められています。文部科学省から配布されている「スマホ時代のキミたちへ」のリーフレットには次のようなことが書かれています。
『ちょっと待って!の5か条』
1 マナーを守ろう!(歩きスマホ・自転車スマホをしない。他人に迷惑をかけない。)
2 メールなどが人を傷つける内容になっていないか送信前に見直そう!
3 個人情報(写真を含む)を載せない、送らない!
4 ネットで知り合った人と直接絶対に会わない!
5 つかいすぎないように気をつけて!                      (一部省略)
ご家庭でも時間を定めるなどの「おうちルール」をきちんと決めて注意をしていただけるとありがたいです。そして、これからも育和小学校の子ども達がネット犯罪に巻き込まれないよう、ともに見守っていきたいと考えています。                   
          校長 安 藤  直 

1月号

    新年 あけましておめでとうございます!
新年をご家族お揃いで穏やかにお迎えられたこととお慶び申しあげます。旧年中は、保護者・地域の皆様にさまざまなご支援・ご協力を賜りありがとうございました。
さて、平成31年という新年を迎え、子ども達には新たな目標をもって頑張ってほしいと思っています。職員一同、今年も子ども達の健やかな成長のために力を尽くしてまいりたいと考えております。本年も育和小学校の教育活動の推進にご理解、ご支援くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
石川啄木が元日に詠んだ「何となく 今年はよい事あるごとし 元日の朝 晴れて風なし」という短歌がありますが、この歌のように何かよいことが起きるような明るい年になれば、と思っています。育和小学校の子どもたち、ご家族、そして、地域の皆様にとって今年1年間が幸多いものとなることをお祈りいたします。
学力アップする?子どもの「メタ認知力」を高める5つの方法
自分を客観視する能力は、学習能力を高めたり、社会へ出て仕事をしたりする際に非常に重要なスキルの一つです。自分自身を客観的に認知するこの能力を「メタ認知」と言いますが、この「メタ認知」は、ジョン・H・フラベルというアメリカの心理学者が定義した概念で、もともとは心理学で使われていた用語でした。
しかし、最近になって、教育関係や人材育成、経営などの業界で重要な能力の一つとして注目されるようになってきました。メタ認知力は自分の中のもう一人の自分が、自分の行動や思考を客観的に把握して、自分のことをコントロールする力と言えます。簡単に言えば、自分は「何ができて、何ができないか」「何を知っていて、何を知っていないのか」を理解する力のことです。ある大学の教育心理学の先生によると、メタ認知力は才能ではなくスキルであり、訓練によって鍛えられるとして、子どもの「5つのメタ認知力アップ法」を提唱していますので紹介します。

・「今日、授業でやったことをひとつだけ教えて?」と子どもに質問しましょう。(学習したことを自分の言葉で言ってみることは、メタ認知力の向上に有効です。)
・会話の中に出てきたものに対して、「どうしてそうなるのかなあ?」と子どもに聞いてみましょう。(正解でなくても、自分で思考する習慣をつけることが重要です。)
・漢字や地名など「これって何?」と子どもに聞かれても、安易に教えないで「どうやって調べてみようか?」と、まず調べる方法を考えさせましょう。
・勉強方法などを聞かれたら、「自分でやりなさい。」と突き放さず、はじめの勉強の仕方だけでも一緒に考えてあげましょう。
・テスト結果や間違いを指摘するのではなく、「どうすればミスしなくなるか?」を考える方向に導きましょう。(テストなどの結果ではなく、学習のプロセスに寄り添うことこそ、子どもの「メタ認知力」を高め、子どもたちを自立した学習者へと育てていくのです。)

 特別なことではありません。子どもとのコミュニケーションをとる時に、ちょっと意識すると良いのだそうです。このことは、学校における授業においても言えることです。「どのような考え方で問題を解いたのか?」、「なぜ正解できたのか?」、「なぜ正解できなかったのか?」等を考えたり、問題解決のプロセスにおいて、自分の学習方法について子ども自身が振り返ったりすることにより、学習を行う上での自分の強みや弱みを把握することができます。課題発見・解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習が、次期学習指導要領で言われている「主体的・対話的で深い学び」となるのです。子どもたちにとっても、「受動的に教えられる」から、「能動的に考える」へ、学習スタイルが転換すること意味します。そのため、自分の学習状況を客観的に把握できる「メタ認知」が獲得できて初めて、子どもたちの能動的な学び、アクティブ・ラーニングにつながると言われているのです。
今年も、教職員一同、授業改善に努め、子どもたちの確かな学力の向上に力を尽くしていく所存です。保護者、地域の方々のますますのご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
         校長 安 藤  直 

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3/8 卒業茶話会

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平成29年度 全国体力・運動能力、運動習慣等検査