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29年前

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1月15日 児童朝会

 29年前の1月17日早朝、阪神淡路大震災が起きました。多くの人たちが犠牲となり、戻れる家がなくなり、避難生活をする人も多数でした。今の能登地方と同じように学校も避難所となり、お年寄りから子どもたちまでたくさんの人たちが身を寄せ合った生活が続きました。
 先週、始業式で能登半島の大地震のことで、「災害の様子を知ることは大切で、自分が何かできるかと考えることも大切だけれど、実際に今の皆さんにできることを見つけるのは難しい」といったお話をしました。それは被災地域が大阪から少し離れていて、道路や交通手段が整っていないこともあり、大人でもお手伝いに行ったり必要な物を届けたりすることが、今は難しい状況だからです。でも、今後、助けになることも出てくる可能性は高いと思います。阪神淡路大震災時の避難所となった学校では、小学生も連絡係や物品の整理・配布係など、いろいろとお手伝いをしてくれていました。
 災害が起きた地域が近ければ近いほど、大人も子どももお手伝いできること役に立つことも増えます。半面、自分も被災者になっている可能性も高くなります。だからこそ私たちは日ごろからいろんな災害に備えて行動することが大切です。例えば今朝も学校の玄関で「くつのひもがほどけているよ」と言われている人が何人かいました。靴ひもがほどけていると普通に歩いていても引っかかったりつんのめったりする原因になりますが、急いでいるときや、ほかに注意することがたくさんあるときにはその危険性はぐんと高くなります。靴を脱いだ時に次に履きやすい方向にそろえて置くことも、緊急時に役立ちます。普段から守ろうと言われているルールのほとんどが災害時にはより大切になるのです。このように、危険に備えた行動を日ごろから身につけておき、まず、自分の命を守ることがいちばんです。そして、自分の安全を確かめながら、他の人たちの役に立つことを考えていけることが理想です。

〇 読書感想文コンクールで優秀作品に選ばれた人たちへの表彰状の伝達と披露をしました。

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