10月31日の給食柿は、東アジアを原産とし、日本では奈良時代から栽培されている果物です。栽培品種には甘柿と渋柿の区別があり、果実の成熟期、形、色などに相違があって、品種数は1000種類にも達するといわれています。学校給食では、甘柿の富有柿(ふゆうがき)と渋柿の平核無柿(ひらたねなしがき)がります。 甘柿の代表品種である富有柿は、ふっくらと丸みがあり、そのまま皮をむいて生食できます。甘味が強く多汁質で美味です。 今日の給食には、和歌山県産のたねがない平核無柿がでました。 10月26日の給食柑橘類は、ミカン科植物の総称です。分類学上は、ミカン属、キンカン属、カラタチ属に分けられます。原産地は東南アジアです。 種類は、ウンシュウミカン、オレンジ、ブンタン、グレープフルーツ、レモン、ライム、ユズ、キンカンなどがあり多いです。 給食では、柑橘類の果物として温州みかんのほかに甘夏かん、河内ばんかん、オレンジ、はっさく、清見オレンジ、デコポンなどが登場します。 本日の給食は、熊本県産のみかんでした。 10月23日の給食さつまいもは中南米が原産と考えられています。 コロンブスによってヨーロッパへ伝えられ、スペインからルソン(フィリピン)を経て中国へ伝わったと言われています。 日本へは中国から琉球(今の沖縄県)に伝わり、そして薩摩藩(今の鹿児島県)へ伝わり、薩摩藩一帯に普及しました。薩摩藩が持ち出し禁止としたため、しばらく薩摩藩のみで栽培されていたが、江戸時代の飢饉の際、薩摩藩に餓死する人が少なかったことに注目した蘭学者・青木昆陽が、将軍徳川吉宗に薩摩藩から種イモを取り寄せることを勧め、以後、救荒作物として全国的に広まったそうです。 10月22日の給食さんまは、北太平洋と日本海に分布する海水魚です。秋に産卵のため本州の太平洋岸を南下します。この時期のさんまは脂が乗り、最もおいしいといわれています。 さんまの旬は秋で、俳句でもさんまは秋の季語として使われており、昔から身近な魚ででした。 ・十月やこめかみさやに秋刀魚食ふ…石(いし)田波(だは)郷(きょう)(十月だ。こめかみが動くのがはっきりと見えるまで、一生懸命さんまをたべるぞ。) ・荒海の秋刀魚を焼けば火も荒ぶ …相(あい)生(おい)垣(がき)瓜(か)人(じん)(荒海で育った秋刀魚を七輪で焼くと、火もまたその勢いが強くなった。) かつては大量に水揚げされたが、近年は漁獲量が減少しています。資源確保の目的から、北太平洋のさんま漁の期間は8月から12月までと定められています。 10月18日の給食さつまいもは中南米が原産と考えられています。 コロンブスによってヨーロッパへ伝えられ、スペインからルソン(フィリピン)を経て中国へ伝わったと言われています。 日本へは中国から琉球(今の沖縄県)に伝わり、そして薩摩藩(今の鹿児島県)へ伝わり、薩摩藩一帯に普及しました。薩摩藩が持ち出し禁止としたため、しばらく薩摩藩のみで栽培されていたが、江戸時代の飢饉の際、薩摩藩に餓死する人が少なかったことに注目した蘭学者・青木昆陽が、将軍徳川吉宗に薩摩藩から種イモを取り寄せることを勧め、以後、救荒作物として全国的に広まりました。 |
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