2月15日の給食わかめは、褐藻類コンブ科の海藻です。形態的に、「わかめ」「なんぶわかめ」「なるとわかめ」の3類に分類できます。 和歌山から鹿児島の太平洋沿岸を除く日本各地に分布しています。北方系は切れ込みが深く、南方系は切れ込みが浅です。 くきわかめは、乾燥品に加工するときに除かれた葉の中央を走る中肋(ちゅうろく)と呼ばれる部位を集めたものです。つくだ煮や漬物に利用されます。栄養素としては、カルシウム、ナトリウム、カリウムが多いです。また、食物繊維も豊富で便の量を増やしたり腸を刺激したりすることで便秘を予防します。 2月12日の給食甘辛く煮たうすあげをのせた「きつねうどん」の発祥の地は大阪であるといわれています。また、とろろこんぶは、大阪の伝統的な食品の一つです。 大阪市の学校給食では「きつねうどん」をイメージして、三角に切って甘辛く煮たうすあげと、かまぼこ、青ねぎをとりあわせ、とろろこんぶを添えたうどんを、「なにわうどん」と呼んでいます。 2月9日の給食レモンの栽培は、冬季温暖で夏季降雨の少ない地方が適地です。日本では、5〜6月に開花した果実を収穫対象としています。最近、国産レモンに対する需要が高まり、広島県の呉市、尾道市、大崎上島町や愛媛県の今治市、松山市、宇和島市などが主な産地となっています。 平成29年度の収穫量は、広島県4790t、愛媛県1897t、和歌山県580tでです。(平成29年産特産果樹生産動態等調査 農林水産省) 大阪市の学校給食では、年に2回程度、国産のレモンを1〜2月に使用しています。 2月8日の給食文部科学省から出されている「食に関する指導の手引―第二次改訂版―」では、「給食指導における主な指導項目とその内容(例)」として、「食器や箸の持ち方・並べ方・食事中の姿勢など基本的なマナーを身に付け、楽しい雰囲気の中で会食できるようにする。」と示されています。 背すじをまっすぐに伸ばして食べることで、胃(お腹)が圧迫されず、食べ物の消化がよくなります。 また、食事中のよい姿勢は、食べ物がお腹におさまりやすくなるだけでなく、見た目の印象をよくし、楽しく食事をするために必要であります。 2月4日の給食大麦を精白し、圧(あつ)扁(ぺん)したものを押し麦と言います。大麦はそのままでは水を吸いにくく、消化が悪いとされるため、押し麦が開発されました。 押し麦には、日本人が摂取不足になりがちな食物繊維が多く含まれています。 精白米の約20倍、玄米の約3倍と、穀物の中でも群を抜いて食物繊維を多く含みます。また、カルシウムやカリウムもあります。 |