1月20日の給食「近江牛」は、神戸・松阪と並ぶ三大和牛の一つといわれています。約400年の歴史があり、日本の食肉文化の原点ともいわれています。滋賀県東部を中心に、県内の幅広い地域が近江牛の生産拠点となっています。近江牛の出荷頭数は年間6000頭ほどでいます。 香りや風味、美味しさに関与しているといわれるオレイン酸が、近江牛には他の産地の黒毛和種と比べて多く含まれています。脂の口溶けの良さや香りのよさといった近江牛の特徴につながっています。ステーキや焼肉、すき焼きなどが定番の食べ方であるが、肉質がしっかりしているため、様々な調理法で食べられています。 近江牛は1月から3月までの給食に使用されます。 1月15日の給食筑前煮は、福岡県の郷土料理である。福岡県では「がめ煮」と呼ばれ、鶏肉やにんじん、れんこん、こんにゃくなどをよく炒めてから、だしを加え、砂糖、しょうゆなどで炒り煮した料理です。 筑前煮の筑前は、現在の福岡県北部の旧国名で、ほかの都道府県がこの料理を呼ぶ際には「がめ煮」ではなく「筑前煮」と呼んでいます。 郷土料理とは、各地域の産物を上手に活用し、風土にあった食べ物として作られ、歴史や文化、あるいは食生活とともに受け継がれてきたものです。 1月14日の給食給食ができあがるまでには、たくさんの人々がかかわっています。いつも何気なく食べている給食が、どんな人たちの協力を経て、口に入るのかを考え、感謝の気持ちを持って給食を食べるようにしたいです。 給食にかかわる人の仕事としては、農家の人、畜産物を育てたり加工したりする人、漁師や養殖業の人、食品を運んだり販売したりする人、給食をつくる人などです。 1月13日の給食大阪市の学校給食は、1949年(昭和24年)ユニセフ寄贈物資による完全給食の指定(国)を受け、精華・北中道・金塚の3小学校で給食が開始されました。翌1950年(昭和25年)には、全ての小学校で完全給食が実施されました。1981年(昭和56年)から月1回の米飯給食が実施され、1986年(昭和61年)には栄養所要量の基準が、低・中・高の3段階となり、2003年(平成15年)から週3回の米飯給食が実施されました。 また、段階的に進めていた中学校における学校調理方式の給食が2019年(令和元年)2学期から全ての中学校で実施されました。 1月12日の給食牛乳は飛鳥時代に渡来した人が、天皇に献上したことから日本での歴史が始まったとされています。栄養価の高い食品と考えられていたため、「薬」として珍重されていたという説もあります。 牛乳には、たんぱく質や脂質、糖質、カルシウム、ビタミンA、ビタミンB2などが含まれています。 特に、たんぱく質は体内で合成できない必須アミノ酸がバランスよく含まれています。 また、日本人に不足しがちなカルシウムが、100g中に、110mgと豊富に含まれています。カルシウムは、骨や歯を形成したり、ホルモンの分泌や血液の凝固など生理機能を調節したりする働きがあります。 |