10月30日の給食さんまには、体をつくるたんぱく質や、炭水化物や脂質がエネルギーになる時に必要な、ビタミンB2が豊富に含まれます。 また、あじやいわし、さばなどと同様の青魚であるさんまの脂質には、DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)などが含まれます。DHAは、脳や神経組織の発達や働きを保ちます。EPAは、心臓病や脳血栓の予防、血液中の脂質(主に中性脂肪やコレステロール)を低下させるなどの働きがあります。 10月29日の給食柿は、東アジアを原産とし、日本では奈良時代から栽培されている果物です。大別して甘柿と渋柿があります。今回の給食に使用している平核無柿は、渋柿の一種です。渋柿は、アルコール・炭酸ガスなどで渋抜きをしたり、干し柿に加工したりして食します。 柿は、病原菌に対する抵抗力を高めるビタミンⅭや皮ふや粘膜を健康に保つカロテンを多く含みます。柿100g中にはカロテンが300㎍含まれています。 10月28日の給食いとこ煮は、あずき、いも、かぼちゃ、くり、いんげん、だいこん、ごぼうなどを組み合わせ、しょうゆ、あるいはみそで煮た料理をいいます。煮る時に、堅いものから順に入れていくところから、「追い追い」入れて煮る、また「銘々」煮るを、「甥と姪」の語呂に合わせ「いとこ煮」と言われるようになったという説がります。 また、御事 (おこと)汁が転じたものという説もあります。御事汁とは、江戸時代、御事始・御事納の日に作った、さといも、こんにゃく、ごぼう、だいこん、くわい、あずき、にんじん等をまじえたみそ汁のことです。 10月26日の給食まぐろに含まれる主な栄養素は、体をつくるもとになるたんぱく質です。 また、血合い肉には、骨や歯をじょうぶにするビタミンDや貧血を予防する鉄なども多く含まれています。 その他、脂質には動脈硬化や高血圧を防ぐ作用があるエイコサペンタエン酸(EPA)、脳細胞の活性化やコレステロール値の低下に効果があるドコサヘキサエン酸(DHA)が含まれています。 10月22日の給食はくさいは、北海道から九州までの各地で生産されています。中でも収穫量が多いのは茨城県(27%)と長野県(25%)です。(農林水産省平成30年度都道府県別収穫量より) 大阪市の学校給食では、長野県、茨城県、大分県、鹿児島県などのほか、比較的近郊の三重県、和歌山県、兵庫県、岡山県などで収穫されたものを使用しています。(大阪市学校給食協会 令和元年度産地情報より) くせがなく、やわらかな歯ごたえが人気の冬野菜の代表格です。 |