3・22(水)卒業式 式辞さて、小学校6年の課程を修了され中野小学校を卒業する75名の卒業生のみなさん、本日はおめでとうございます。みなさんは中野小学校90周年の記念すべき年の卒業生です。中野小学校は昭和2年4月に都島第二尋常小学校として創立されました。この昭和2年という年は国内では岩波書店から岩波文庫が創刊され、夏目漱石の「こころ」などが人気となりました。海外ではリンドバーグがスピリットオブセントルイス号でニューヨーク、パリ間の大西洋横断無着陸飛行を成功させた年でもあります。以降、10,825名もの卒業生を送り出してきました。先ほどお渡しした卒業証書には皆さん自身の6年間のがんばりとそれを支えてくださったお父さん、お母さん、先生方、地域の方々の温かい思いが込められています。 卒業証書を一人ひとり渡しながら皆さんの顔を見ていますと、いろいろな事が目に浮かんできました。五年生の時のハチ北高原、なかや旅館での二泊三日の林間学習。雲ひとつない暑い日に1時間歩いて棚田と滝を見に行きましたね。夜はキャンプファイヤーをしてオクラホマミキサーをみんなで踊りました。鍋を囲み、古い言葉ですが「同じ釜の飯を食う」事で仲の良い素晴らしいチームワークを作りました。6年生の最後の運動会、今年はタワーの無い組体操でしたね。ちょっと心配だったのですが、結果は素晴らしい演技になりました。このチームワークが活きていたからですね。そして学芸会、他の学年も素晴らしい演技だったのですが、みなさんの演技は「見ているものが涙する」演技でした。最高でしたね。この1年間、みなさんは中野小学校の最高学年として立派に90年目の学校を引っ張ってくれました。 そして、みなさんは4月からは中学生です。みなさんには私の好きな言葉とそのためにして欲しいこと三つをお話しします。 上杉鷹山の名言「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」です。やる気になれば何でもできる。できないのはやろうと思わないからだという意味です。上杉鷹山は江戸時代中期の政治家で、米沢藩藩主として藩を立て直しました。質素倹約はもちろんですが、武士に畑の開墾をさせたり、飢饉の時の代用食を開発したり、また、学校を作って教育にも力を入れました。従来からの常識では考えられないことばかりです。 今、世界は大きく動いています。 昨年の6月にはイギリスがEU、欧州連合からの脱退を決めました。11月にはアメリカでドナルド・トランプ氏が大統領に選出されました。どちらも事前の予想とは異なった結果となっています。こういう激動の世界でみなさんは大きくなって行かねばなりません。そのために、一つ目は、全てのベースである、健康と体力に気をつけて欲しいと言う事です。どんなスポーツでも結構です。できれば生涯続けられるスポーツを見つけて、思いっきり取り組んでください。二つ目は、基礎基本が一番大事という事です。特に中学校の3年間は基礎学力を付けるために徹底的に基礎の習得に努めてください。高校、大学と学問を続けられる方も就職する方も、全てこの基礎・基本ができていないと何もその上には乗りません。三つ目は失敗を恐れずにどんどんチャレンジして欲しいと言う事です。今の世の中、失敗を避ける傾向があります。失敗するならやめておこうという感じです。これではダメです。失敗の先に成功があると信じておいてください。先ほどの名言の後半、「成らぬは人の為さぬなりけり」、みなさんには今からいろんな事が起こります。いい事ばかりではありません。辛い事もあるかもしれません。でも、みなさんなら乗り越えることができます。そして、自分に自信を持ち、自分を認め、 大切にする人になって下さい。そうすればまわりに認められ、愛され、必要とされるでしょう。 保護者の皆様、本日は本当におめでとうございます。お子様が立派に成長されたことを心からお慶び申し上げます。6年間、さぞかしご苦労もあったかと思いますが、今日のこの晴れ姿をご覧になり、その苦労も喜びに変わったことでしょう。これからも温かく、そして時には厳しく、子ども達の成長を見守っていただきますよう、お願い申し上げます。 そして、長きにわたり、本校の教育に温かいご理解とご支援をお寄せいただいた地域の方々に、全職員とともに感謝し、これからも子ども達を「中野の宝」として末長く見守っていただけますようお願い申し上げます。 卒業生のみなさん、いよいよお別れのときです。みなさんの幸せと今後の実りある人生をお祈りして、式辞とさせていただきます。 平成29年3月22日 大阪市立中野小学校長 小鳥 崇 3・22(水)卒業・・・
「生きてゆけ」
「あきらめないで」 「負けないで」 風に立つ一輪 僕たちも花になれる 風に咲く一輪 僕たちも花になれる 卒業おめでとうございます。中野小学校は、いつまでもあなたたちのことを見守っています・・・。 ご列席くださいました皆様、ありがとうございました。 3・22(水)祝・おはようございます。
本日は、おめでとうございます。最高の卒業式日和になりました。
3・21(火)卒業式の準備が整いました。3・17(金)Thank you・・・・
こちらこそ、ありがとう・・・・・。
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