嵐の後の静けさ 更地
この1か月半猛威を振るった重機がいざ去ると、あまりの静寂で一抹のさみしさが漂っているみたいです。
すっかりきれいに均された工事現場。1号館から見るとフラットパネルの塀しか見えません。何事もなかったように、キャタピラの跡だけがやけに目立っています。 講堂のベランダからの眺めでは、工事車両通行用の鉄板のみが川の流れのように並び、改めて更地になったんだと感じました。 重機の帰り
6月12日(火)3年生が修学旅行に出発した後に、重機が裏門前できれいに洗浄されていました。
オレンジ色の重機は4月末に歌島中学校に現れてから、1か月半の活躍でした。 より大型の黄色の重機は、5月12日の土曜参観後に現れて1ヶ月、怪獣のごとくに大暴れ、すごいスピードで解体作業を行ってきました。 大型の運搬用車両が現れ、アームを前後上下に操って自分で荷台に乗り込んでいきました。あまりに幅広で長い大型車両のため工事用ゲートから出入りができません。工事用ゲートを一度解体してから車両が出入りし、再度ゲートの設置工事が行われました。 地盤改良
土の安定性を増すための地盤改良がおこなわれていました。セメントの粉が入った大きな袋が運ばれ、全体にまぶして混ぜてからならしていました。
平らにした後、重機は敷地全体を何度も走り回って、地面を固めていました。重機が走った跡は、キャタピラーの跡がくっきりときざまれていました。 第1グラウンド重機による整地
6月18日(月)の地震に対して、全校生徒が第1グラウンドに避難することが出来ました。
6月11日(月)の全校集会時は晴れていましたが、第1グラウンドに水たまりがあり、全生徒が集うことができずに放送で行いました。 新校舎建設工事業者さんにお願いして、大型の重機でグラウンドの盛りあがっている部分の土を削って、低い部分に運んでいただきました。重機の先端部分を器用に利用して平らにならしてもらいました。 また作業員さんには立てかけてあった、レーキやコートブラシを使って、人力で仕上げまでしていただきました。見事に平らとなったグラウンドに仕上がりました。感謝感謝!! 大型重機は緊急時用ゲートを精一杯頭を下げて、工事現場へ帰っていきました。 この重機による水たまり解消後の初の大仕事が、地震避難で利用することになるとは思ってもみませんでした。 地震の被害(体育館入口・講堂)
体育館入口前に置いてあった、金属製の靴収納棚も倒れていました。
また入口前の床面に塗ってあったコンクリートが、めくれあがっていました。地震の揺れで両側から相当の力で圧迫されたことでしょうね。翌19日に管理作業員さんに、浮いてた部分を取り去ってモルタルで補修していただきました。 講堂では、亀裂が入っている天井材も見かけました。建物の強度や落下の恐れがないものでまずは安心です。講堂の天井には4年前の改修時に、全面的に落下物防止ネットを付けてもらっています。 |