2・15(月)「建国記念の日」のお話〜児童朝会小鳥校長先生のお話〜
みなさんおはようございます。今日はちょっと過ぎてしまったのですが、2月11日の「建国記念の日」という祝日があったので、日本という国についてのお話をします。
「建国記念の日」という割に新聞、テレビでもイベントなどの話はあまりなかってですね。なぜなんでしょう? その前にアメリカと中国の話をします。アメリカには独立記念日があります。もともとアメリカという国はイギリスの植民地で1776年7月4日に大陸会議を開き、アメリカ独立宣言に署名がされました。それで、この日をアメリカ独立記念日としています。パレードが行われたり、いろんなお店でセールが行われたりします。また、中国でも10月1日を国慶節と呼ぶ記念日があります。これも1949年10月1日に毛沢東が天安門で建国宣言を行ったことからきています。中国ではこれを祝って大型連休になります。 では、日本にこのような独立記念日とか国慶節のような日があるのかというと無いのです。というのは、日本は島国という事もありますが、いまだかつて他の国の植民地にされた事が無く、いつから国があったのかはっきりしていないのです。日本書紀などに日本という言葉が出てきますが、いつ、誰が、日本と名付けたのかわからないのです。そこで、明治の時代に、日本ができた日を祝日にしたいとの人々の思いから、いろいろ考えて初代の神武天皇が即位した日を「日本ができた日」にしようと、日を計算して2月11日にしました。この時「紀元節」と言いましたが、戦後になって「建国記念の日」になりました。日付自体がはっきりしていないので「建国記念日」では無く、日本ができた事を祝う事から「建国記念の日」と呼ぶようになったそうです。 今、世界中で大変な地域がいっぱいあります。大変な目にあっている子ども達もたくさんいます。その中で日本という国は大昔から続く素晴らしい平和な国です。そういう所に住んでいるわけですから、みんな勉強に遊びに頑張りましょう。 今、インフルエンザがすごく流行っています。休み時間はできるだけ運動場で遊んで、手洗い、うがいをしてインフルエンザにかからないようにしましょう。 |
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