全小社研大阪大会に向けて その3(5年)
5年生です。単元名は「水産業のさかんな地域」。まずは、日本は世界でも魚や貝をよく食べている国であることを知り、水産業について知りたいこと、調べたいことを出し合いました。そして、「水産業に関わる人は、どのように魚をとり消費者に届けているのだろう」という問いを持ちました。教科書では、長崎が取り上げられていますが、興味・関心を高め、学習意欲が向上するようにと、大阪府の岸和田漁港を取り上げて教材化しました。
写真上 単元3時間目の授業の様子です。今日の問いは「岸和田漁港で水揚げされた魚はどのようにして消費者に届けられるのだろう」です。資料から、水揚げ→仕分け→産地市場でのセリ→輸送→消費地でのセリ→スーパーや小売店 を経て食卓に届けられることを調べる中で、鮮度を保つためにいろいろな工夫がされていることに気づきました。 写真中 単元4時間目の授業の様子です。岸和田産のイワシの約1割は大きく太ったイワシで、その9割が東京市場へ運ばれ、高級魚として扱われていることを知って驚いた子どもたち。「岸和田漁港の人々はどのように魚を出荷する場所を決めているのだろう」という問いをもち、調べていきました。先生が取材して来られた岸和田巾着網魚協の組合長さんのインタビューも動画視聴し、魚の価格や量、種類を判断して、出荷する場所を決めており、消費地の願いに合わせた工夫や魚の価値を高める努力をしていることを知りました。 写真下 単元7時間目の授業の様子です。5年生は日本の産業学習です。「日本全国の漁場はどのようになっているのだろう」という問いのもと、教科書に取り上げられている長崎漁港を中心に、岸和田漁港と比べながら調べていきました。 |