戦争体験のお話

 大阪空襲を体験された小林さんに来ていただき、そのお話を聞かせてもらいました。
小林さんは、都島区で大阪空襲を被災されました。
空襲の恐ろしさや戦争の悲惨さを脚色なく事実で紙芝居に載せて伝えてくださいました。お話を聞いた6年生と同い年の時の体験です。お話は、子どもたちの心にきっと大切なものを残してくれたことと思います。

お話の前の打ち合わせの時、こちらが
「戦後70年が過ぎ戦争の記憶がだんだん薄まってきているように感じます」
と話すと
小林さんは、
「私たちの子どもの頃も戦争といっても遠い日露戦争の薄い記憶しかありませんでした」
と仰いました。
 当時も今と同じくそうだったんですね。

 お話の後、子どもたちは、感想に
「戦争はしてはいけない」
「空襲の恐ろしさがわかった」
「戦争をしても誰も得をしない」
と言っていました。
 では、戦争のない世の中にするにはどうしたらいいのでしょう。
 ………。
 どうして、起こるのか?
 どうやって、ふせぐのか?
 戦争の開始を誰が決めるのか?
 ………。
 簡単に答えは見つかりません。
 しかし、戦争は人間がしているということは事実です。
 
 それぞれがそれぞれに学んできたことをもとに、考え行動し自分のこととしてとらえることが大切ではないでしょうか。お家でもお子達の話をお聞きいただき、これを機会に戦争についてお話しいただければ幸いです。
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