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全校朝会 校長講話「地球上から消えてなくなる生き物たち」

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西区内のうつぼ公園の樹木の下を歩いていると土がとても柔らかいことに気づきます。たくさんの枯れ葉が土の中に溶け込んでいることが分かります。枯れ葉の下の方では、ミミズやムカデ、そして、肉眼では見えない微生物やバクテリアなどの生き物の世界が広がっています。その何億という数の生き物たちは、枯れ葉や虫の死がい、鳥のフンやなどをきれいに掃除しながら、栄養のある土に変えています。みなさんがよく知っているミミズなどは、土にたっぷり空気を送り、土をふかふかにしてくれています。そこにいる小さな虫やミミズを鳥たちが食べにきて、そこにフンをして、土に栄養を与えています。この時季は、草花の種や虫の幼虫たちも土の中で温かな春の訪れを待っているのです。

ところが、この平和な土の中の世界を壊そうとする生き物がいます。どんな生き物か分かりますか。それは、私たち人間なのです。土の栄養にならないプラスチックやビニール袋などを平気で捨てる人がいます。車の排気ガスで汚された空気が、雨と混じって土にしみこんでいきます。うつぼ公園では、見られませんが、他の公園では、バーべキューをした後、使った油を捨てたり、ごみを平気で捨てたりしている場面を見たこともあります。

このようなことをくい止めるために、私たちができることは、何だと思いますか。
もちろん、ごみを捨てないということも大切ですが、無駄なエネルギーは、使わないようにして、これ以上空気を汚さないこと。すぐにできることとして、教室の電気や便所の電気をまめに消すことや水道の蛇口をきちんと閉めること・・・・。みなさんが、もうすでに家庭や学校で取り組んでいる紙の無駄づかいをやめることや、紙やごみなどを種類別に分けて回収してもらうことなど、出来ることが、結構あります。一人一人の心がけで、リサイクルを積極的に進めることにつながります。

今、みなさんにこのような話をしている間にも、人間のわがままで、地球上から消えてなくなっている生き物がいます。Think globally,Act locally(地球規模で考え、足元から行動する)の考え方をもとに、自分ができることから始めましょう。

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