めざす子ども像「学ぶ意欲をもち、人と豊かに関わるしなやかな子」

3/8 全校朝会

3月11日(木曜日)で未曾有の大災害となった東日本大震災から10年になります。東北地方太平洋沖でマグニチュード8.8の大きな地震が起こり、その津波により沿岸部を中心に多くの方々が被害にあわれました。

数年前に東北のある町を訪れた時、語り部の方から次のような話を聴きました。

その朝にかぎって小さなことで言い合いになり、母とケンカするように家を出てきてしまったそうです。仕事に行き、落ち着いて考えるとつまらないことで言いすぎたことを後悔し、家に帰ったらすぐに謝ろうと思ったそうです。

しかし、その日の14時46分、大震災が起こり母は帰らぬ人となってしまいました。謝ろうと思ったのに、大震災で謝ることができなかったことを今も深く後悔しているそうです。

大きな災害が起こると、いつも通りの生活はというのはありがたいことで、奇跡的なことなのだと気づかされます。

だからこそ、今を大切に生きなければいけないですし、いつも後悔のないように、すべきことをきちんとしなければならないと感じます。

今週はさまざまメディアで東日本大震災のことが伝えられると思います。メディアを通じて災害にあわれた方々の話を聴いたり読んだり、また、自らの命を守るための防災について考える機会にしてください。
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