全校朝会校長講話 土曜日は、防災訓練で様々なことを学んだと思います。 体育館では、災害が起こったときにどうなるか。阪神淡路大震災の地震と東日本大震災の津波被害後の避難生活の様子が映し出されました。阪神淡路大震災の時のボランティアの経験談で、避難生活が何か月も続くこと、水も電気も使えないことで、ごはんが、満足に食べられない。届いた物資も少ししかなく、体育館に避難した何千人もの分まではありません。だから、配ることにもたいへん困ったそうです。小さい子、お年寄り、体の不自由な人などの弱い立場の人から配るのですが、中には自分を先にしてほしいと我を通す大人もいたということでした。 ひとたび、大災害が起こったら、日ごろの当たり前の生活ができないということです。私たちの今の生活は、物に恵まれた生活が当たり前になっているので、避難生活について、意識することがあまりありません。物がないのが当たり前と思うと、自分の生活が、様々な人や物に支えられていることが分かります。我慢することがたくさんあります。好き嫌いなどを言っている場合ではありません。日頃から周りの様々なことに感謝の気持ちを忘れてはいけないということです。 えんぴつ一本にも感謝の気持ちを大切にしてください。 |
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