23日の給食「さつまいも」(3月23日)最後のメニューは「ごはん・牛乳・鶏肉のてり焼き・さつまいものみそ汁・きんぴらごぼう」でした。 和食となったこの日の給食の中で、さつまいもについてのお話です。 さつまいもの主成分は、エネルギー供給源となるでんぷんです。このでんぷんはゆっくり加熱することで酵素がでんぷんをブドウ糖に変え甘みが増します。でんぷん以外にもビタミンやミネラル、食物繊維を多く含みます。ビタミンCは熱に弱い性質がありますが、さつまいもの場合は、でんぷんが加熱により「糊化」し、膜となってビタミンCの消失を防ぐのです。また、抗酸化作用のあるビタミンEや、余分なナトリウムの排泄を促し、むくみの解消や高血圧予防に有効とされるカリウム等も多く含みます。さつまいもは栄養価の高い食材なのです。 さて、この1年間、給食についていろいろお伝えしてきました。給食はただ食べるだけではなく、食育として子どもたちが学ぶ時間でもあります。たとえば、食材について学んだり、調理について学んだりしています。また、命をいただいていることへの感謝の気持ちを育てることも大切だと考えています。 給食をきっかけに食べることができるようになったものがあると保護者の方から教えていただくことがあります。子どもたちがしっかり食べる姿はとてもうれしいことです。 来年度も、可能な限り様々な情報を交えながら、給食についてお伝えしたいと思います。ぜひご覧ください! |