11月9日の給食食に関する指導の手引(第二次改訂版・文部科学省)では、感謝の心(食べ物を大事にし、食料の生産等に関わる人々へ感謝する心をもつ)を6つの食育の視点の中の1つとしています。 (知識・技能) ・食料の生産は、すべて自然の恩恵の上に成り立っていることを理解できるようにする。 ・食生活は生産者をはじめ多くの人々の苦労や努力に支えられていることや食という行為は、動植物の命を受け継ぐことであることを理解し、食品を無駄なく使って調理するために必要な技能を身に付ける。 (思考力・判断力・表現力等) ・自然界の中で動植物と共に生きている自分の存在について考え、食品ロスの視点も含めて環境や資源に配慮した食生活を実践するために何が必要かを考えることができるようにする。 (学びに向かう力・人間性等) ・食事のあいさつで、食に関しての感謝の気持ちを表現しようとする態度を養う。 11月6日の給食うずら豆はいんげん豆の一種で、日本で広く栽培されていますが、主な産地は北海道です。 淡褐色の地に黒褐色のまだら模様があり、これがうずら卵の殻の模様や鳥のうずらの色合いに似ていることから、この名前がついたと言われています。 栄養素としては、炭水化物やたんぱく質を多く含んでいる。また、ビタミンB1やビタミンB2、更にカルシウム、カリウム、鉄、亜鉛などの無機質も含んでいます。 11月5日の給食こまつなは、アブラナ科の野菜です。耐寒性が強く、旬は冬であるが、ハウス栽培等により一年中栽培されています。 東京都の江戸川区西部の小松川が原産地であるため、小松菜の名前がついたと言われてますが、冬にとれるため、「冬菜」、「雪菜」などとも呼ばれています。 11月4日の給食米は大きくわけて、ジャポニカ米とインディカ米、ジャバニカ米に分類することができます。日本で主食となっているのはジャポニカ米です。ジャポニカ米は粒が短く粘り気があるのが特徴で、日本をはじめとした温帯で栽培されています。栽培方法は水田で栽培する水稲と、畑地でつくる陸稲(おかぼ)があり、日本では大部分が水稲です。 米ができるまでには、種となるもみ(種もみ)の準備、苗床づくり、田おこし、田植え、中干しなどの稲の成長に合わせた水量の調整、稲刈りと脱穀といった様々な作業があり、約半年かけて収穫されます。(気温や気候によって作業には地域差がある。) みかんは、和歌山県産です。 11月2日の給食ブロッコリーは、キャベツの一変種で、カリフラワーの原型です。ミドリハナヤサイともいい、日本では緑色の花(か)蕾(らい)と茎を食用とします。収穫せずにいるとキャベツと同じ黄色い花が咲きます。緑黄色野菜として需要が増加し、日本全国で栽培されるようになりました。ブロッコリーは「小さい芽」という意味のイタリア語が語源とされています。 栄養素としては、風邪を防ぎ、肌の調子を整える働きをするビタミンCをキャベツの約3倍多く含んでいます。カロテンやビタミンB1、ビタミンB2、カルシウム、鉄、食物繊維なども豊富です。 |