☆★☆育もう子どもの笑顔と地域の和・・・育和小学校☆★☆

3月号

    1年間ありがとうございました!
 三寒四温の言葉のとおり、少しずつ春の訪れを感じる頃となりました。平成30年度もいよいよ最後の月を迎えました。3月20日には、6年生が多くの思い出を胸に本校を巣立ちます。万物が成長する季節を迎え、子ども達は最後のまとめに取り組んでいます。学校としても1年間をふり返り、新年度の教育活動の準備の時期に入ります。
この一年間、見守り隊や行事などで子ども達を温かく見守ってくださった地域の皆様、いろいろなPTA活動に力を注いでいただいた役員および各委員の皆様、本校教育活動にご支援・ご協力いただいた保護者や図書館ボランティアの皆様、ありがとうございました心より感謝いたします。今後とも、ご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

命を大切にして生きることとは?
 ドリー夢(ム)メーカー 腰塚勇人「命の授業」!
 さて、皆さんは腰塚勇人(こしづか はやと)さんという方をご存知でしょうか?「テレビ寺子屋」「ビートたけしの アンビリバボー」などの番組で紹介されたことがある方ですので知っている方も多いと思います。
先日、ある教育関係の講演会に参加し、私は初めて腰塚勇人さんのことを知りました。腰塚さんは、元々は神奈川県の中学校に勤める体育教師でした。学級担任で、バスケットボール部顧問をされていました。
しかし、2002年3月1日、人生を大きく変える事故が起こります。雪山でスキーをしている時に転倒して「首の骨」を折ってしまうのです。運よく命は取り止めたものの、首から下がまったく動かなくなりました。当時、医師からは「一生、寝たきりか、よくて車イス」の宣告を受け、あまりのショックで自殺未遂までしてしまいます。
その後、妻、両親、主治医、看護師、生徒たち、職場の同僚などの応援と励ましを受けて、「自分の命があらゆるものに助けられ、生かされていること」に気づいていくのです。そして、その頃から奇跡的な回復を遂げ、下半身と右半身の麻痺など、身体に障がいを残しながらも、4ヵ月で現場に復帰し、中学3年生の学級担任に復帰したのです。主治医からは「首の骨を折って、ここまで回復した人は、治療した中では、腰塚さんだけだ。」と言われるほどの「奇跡の復活」を遂げた腰塚さんは、講演家となり、全国各地で命や感謝の大切さを伝える「命の授業」を行っているのです。
腰塚さんは、講演や著書の中でこのように言っていました。ケガをして入院、リハビリをする中で一番感じたことは、自分の命が生かされ周りの人たちに支えられているということでした。だからこそ、社会復帰した時には自分の命の使い方を真剣に考えました。 もし、このケガをしなかったら、僕は”命の使い方”なんて考えなかったと思います。実際、ケガをする前は考えていませんでした。なぜなら、命があること、生きていることは、当たり前だったから。
でも、命があることも生きていることも当たり前ではないということに気づかされました。そこで決めたこと。それは、「自分と他人の命を傷つけない」ということ、そして、「命の喜ぶ生き方をする」ということでした。その誓ったことが次の言葉です。

命が喜ぶ「5つの誓い」
・口は、人を励ます言葉や感謝の言葉を言うために使おう
・目は、人のよいところを見るために使おう
・耳は、人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう
・手足は、人を助けるために使おう
・心は、人の痛みがわかるために使おう

 瀕死の事故からよみがえった腰塚さんでないと言えない言葉です。世界中の人々が思いやりと感謝の心を持ってこの5つの誓いを実践できればきっといじめや差別、争いごとはなくなるような気がします。育和小学校の子ども達も自分の命の大切さを知って、他人の命を尊重し、自分にやる気を出させてくれる人を、自分の目標となる人を、一人でも多く見つけていってほしいと、腰塚さんの講演を聞いて改めて思いました。
      
           校長 安 藤  直

2月号

      春はもうすぐ・・・
早いものでもう2月を迎えることとなりました。2月は昔の言い方で「如月(きさらぎ)」ですが、語源は、寒い時に着物を更に重ねて着ることから「衣更着(きさらぎ)」と言うようになったということです。
さて、2月3日は節分です。節分は、本来は季節を分けるという意味で、立春・立夏・立秋・立冬の前日を指していました。特に立春が1年の初めだからということから、次第に節分といえば春の節分を指すものとなったようです。日本の伝統的な行事には昔の人のさまざまな知恵や願いがつまっています。2月3日は、日曜日ですので、是非、ご家庭でも豆まきなどを子ども達と一緒に行っていただき、ご家族のきずなを深める機会にしてほしいと思います。
そして、4日はもう立春です。春の気配を伝えるニュースも聞かれますが、まだインフルエンザによる学級休業を行っている学校もあります。子ども達には健康に十分気をつけて過ごしてほしいと思っています。

      スマホ時代の情報モラルについて考える!
さて、話は変わりますが、昨年の秋に行われた「実業団対抗女子駅伝」でのフラフラになりながらゴールした選手への対応が、大きな議論となりました。「走り切ったことへの賛辞」と「すぐに制止しなかった大会関係者側への非難」がテレビのニュースでも大きく取り上げられました。
思い返せば例のアメリカンフットボールの悪質タックル問題の時もそうでしたが、こうした議論(時には  ‟騒動“に発展するケースも多々ありますが)の発端がSNS上で湧き上がってくるケースが本当に多くなってきました。今やSNSを含め、インターネットは私たちの暮らしに「あって当たり前」のように存在し、その利便性は私たちに多くの有益な情報を提供してくれます。
しかし、その一方で意見のテーマとなる物事のことをよく理解しないまま、過激な意見を発信する人が増えてきたことが気がかりです。前述の「騒動」などのように、単なる「誹謗・中傷」に陥ってしまっていることも少なくありません。また、匿名性を利用して無責任な意見を言う人を批判し、社会的に追い込むような動きがあることも事実です。
今や携帯電話は子ども達の暮らしにも身近になり、スマホデビューの年齢が4、5年前は中学生がピークだったのが、今や小学校3年生くらいにまで低年齢化しています。生まれた時からスマホやタブレットしか知らない世代もどんどん増えています。便利な道具ですが、この道具を介した犯罪も子どものすぐ近くに迫ってきていることも事実です。このような社会の状況を考えると、便利なものを「正しく使う」ことや「そこから得られた情報を正確に把握し、取り扱う」ことを、子どもたちの身近にいる大人がきちんと教えていくこと、導いていくことが求められています。文部科学省から配布されている「スマホ時代のキミたちへ」のリーフレットには次のようなことが書かれています。
『ちょっと待って!の5か条』
1 マナーを守ろう!(歩きスマホ・自転車スマホをしない。他人に迷惑をかけない。)
2 メールなどが人を傷つける内容になっていないか送信前に見直そう!
3 個人情報(写真を含む)を載せない、送らない!
4 ネットで知り合った人と直接絶対に会わない!
5 つかいすぎないように気をつけて!                      (一部省略)
ご家庭でも時間を定めるなどの「おうちルール」をきちんと決めて注意をしていただけるとありがたいです。そして、これからも育和小学校の子ども達がネット犯罪に巻き込まれないよう、ともに見守っていきたいと考えています。                   
          校長 安 藤  直 

1月号

    新年 あけましておめでとうございます!
新年をご家族お揃いで穏やかにお迎えられたこととお慶び申しあげます。旧年中は、保護者・地域の皆様にさまざまなご支援・ご協力を賜りありがとうございました。
さて、平成31年という新年を迎え、子ども達には新たな目標をもって頑張ってほしいと思っています。職員一同、今年も子ども達の健やかな成長のために力を尽くしてまいりたいと考えております。本年も育和小学校の教育活動の推進にご理解、ご支援くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
石川啄木が元日に詠んだ「何となく 今年はよい事あるごとし 元日の朝 晴れて風なし」という短歌がありますが、この歌のように何かよいことが起きるような明るい年になれば、と思っています。育和小学校の子どもたち、ご家族、そして、地域の皆様にとって今年1年間が幸多いものとなることをお祈りいたします。
学力アップする?子どもの「メタ認知力」を高める5つの方法
自分を客観視する能力は、学習能力を高めたり、社会へ出て仕事をしたりする際に非常に重要なスキルの一つです。自分自身を客観的に認知するこの能力を「メタ認知」と言いますが、この「メタ認知」は、ジョン・H・フラベルというアメリカの心理学者が定義した概念で、もともとは心理学で使われていた用語でした。
しかし、最近になって、教育関係や人材育成、経営などの業界で重要な能力の一つとして注目されるようになってきました。メタ認知力は自分の中のもう一人の自分が、自分の行動や思考を客観的に把握して、自分のことをコントロールする力と言えます。簡単に言えば、自分は「何ができて、何ができないか」「何を知っていて、何を知っていないのか」を理解する力のことです。ある大学の教育心理学の先生によると、メタ認知力は才能ではなくスキルであり、訓練によって鍛えられるとして、子どもの「5つのメタ認知力アップ法」を提唱していますので紹介します。

・「今日、授業でやったことをひとつだけ教えて?」と子どもに質問しましょう。(学習したことを自分の言葉で言ってみることは、メタ認知力の向上に有効です。)
・会話の中に出てきたものに対して、「どうしてそうなるのかなあ?」と子どもに聞いてみましょう。(正解でなくても、自分で思考する習慣をつけることが重要です。)
・漢字や地名など「これって何?」と子どもに聞かれても、安易に教えないで「どうやって調べてみようか?」と、まず調べる方法を考えさせましょう。
・勉強方法などを聞かれたら、「自分でやりなさい。」と突き放さず、はじめの勉強の仕方だけでも一緒に考えてあげましょう。
・テスト結果や間違いを指摘するのではなく、「どうすればミスしなくなるか?」を考える方向に導きましょう。(テストなどの結果ではなく、学習のプロセスに寄り添うことこそ、子どもの「メタ認知力」を高め、子どもたちを自立した学習者へと育てていくのです。)

 特別なことではありません。子どもとのコミュニケーションをとる時に、ちょっと意識すると良いのだそうです。このことは、学校における授業においても言えることです。「どのような考え方で問題を解いたのか?」、「なぜ正解できたのか?」、「なぜ正解できなかったのか?」等を考えたり、問題解決のプロセスにおいて、自分の学習方法について子ども自身が振り返ったりすることにより、学習を行う上での自分の強みや弱みを把握することができます。課題発見・解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習が、次期学習指導要領で言われている「主体的・対話的で深い学び」となるのです。子どもたちにとっても、「受動的に教えられる」から、「能動的に考える」へ、学習スタイルが転換すること意味します。そのため、自分の学習状況を客観的に把握できる「メタ認知」が獲得できて初めて、子どもたちの能動的な学び、アクティブ・ラーニングにつながると言われているのです。
今年も、教職員一同、授業改善に努め、子どもたちの確かな学力の向上に力を尽くしていく所存です。保護者、地域の方々のますますのご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
         校長 安 藤  直 

12月号

   「土曜参観・作品展」ありがとうございました!!
 11月10日(土)に開催しました土曜参観・作品展には、早朝より多数ご来校いただき、本当にありがとうございました。どの学年の作品も一人一人の子ども達が力を出し切り、精一杯、自分なりの表現することができていたと思います。自分の作品を自慢げに指差す子ども達の表情からは充実感や達成感が伝わってきました。本当によく頑張ったと思います。
さて、早いもので今年もあと残すところ1ヶ月。2学期のまとめがしっかりできるように取り組んでまいりたいと思います。

   12月4日〜10日は、人権週間です!
            〜 「誰にも同じ生きる価値」 〜
 今月は、人権週間にちなんで、神奈川県のある子どもが書いた「誰にも同じ生きる価値」という作文を紹介します。
一年前の七月に、神奈川県の相模原で多くの障がい者の命が奪われた恐ろしい事件が起こりました。この事件の犯人は、「障がい者は、生きている価値がない、親がかわいそうだ。だから安楽死させるべき。」という考えのもと、犯行に至りました。
私には、見た目には分かりにくいけれど、知的障がいのある妹がいます。あまり多くの言葉を持たない妹だけど、嬉しい時には笑い、悲しい時には涙を流し、くやしい時には怒る、私にとってはごく普通の十二才の女の子です。もし私の妹が、障がいがあるから死んだ方がいい、と言って殺されたら、私たち家族は、悲しみのどん底に落とされ、犯人を一生許せないでしょう。
私と妹の生きる価値に違いはあるのでしょうか?以前、妹が通っていた療育センターの園長先生は、自閉症の人たちについてのお話の中で、「人それぞれ血液型が違うように、脳のタイプが違うだけ」と仰っていました。血液型はみんな違います。性格だって全く同じという人はいないでしょう。たったその程度の違いなのに、生きる価値に違いなんてあるはずがありません。たまたま私は健常者として生まれ、妹はたまたま障がい者として生まれて来ただけです。もしかしたら私が障がい者として生まれて来ていたかもしれません。でもネット上で犯人に同調する人が多く出てきて、驚きました。確かに障がい者はお金を生み出せないかもしれません。でも、何事にも一生懸命に取り組む姿を見て、私はいつも勇気をもらいます。私は障がい者に生きる価値がないと言う人たちに言いたいです。もしも自分の子供が障がいを持って生まれて来たら、もしも自分の身内がある日突然、事故や病気で障がい者になってしまったら、今と同じ事が言えますか?と。(中略)
昔、障がい者施設を建てる時、地域の人々が障がい者に会う際には妊婦さんはお腹に鏡を付けて会ったそうです。生まれて来る子供に障がいが移らないようにするためです。今はそこまでの事はないけれど、よく理解されていない点はたいして変わっていないのかもしれません。
相模原の事件の犯人は、「障がい者のいる家族がかわいそうだ。」と言いました。確かに普通の子育てより何倍も大変な子育てだろうと思います。私の母も明るくしていますが、妹が小さい頃は、妹の将来に不安を感じてよく泣いていたそうです。今でも、自分たちが死んだ後のことは、いつだって心配だと言います。だからと言って、妹が死んでしまったら楽になるのでしょうか?まったく違います。悲しみに暮れ、生きる望みを失くすと思います。妹は、家族の癒しであり、世界でたった一人の大切な存在だからです。母は、妹が小さい時から近所の人たちに妹の事を打ち明けてきました。妹を理解してもらい、一人で困っていたら助けてもらえるようにと考えたからです。この世の中は、障がい者にとってはまだまだ生きにくく、妹の人生は私の人生よりもずっとハードな障がい物競走のようなものになるだろうと思います。妹は時々、思い出したかのように「お姉ちゃん、大人になったら、一緒に暮らしてくれる?」と聞いてきます。小学生なのに、自分の将来に不安を感じているのです。
私には、この事件を通してより一層強くなった願いがあります。妹のような障がいを持った人たちが、希望を持って自分の人生を歩いていけますように、私の両親のような、障がいを持った人を育てている人たちが、安心して我が子より先に旅立てますように、そして、私のような人たちが父母亡き後も、障がいのある兄弟を支えていけますように、と。
「第37回 全国人権作文コンテスト入賞作文集より(一部省略)」
この作文は、相模原で起きた事件を批判し、自分の妹をはじめ障がいのある人にもちゃんと人権はあるんだ、ということを社会全体に訴えています。この子は、人間としての本当の価値とは何か、家族とは何か、という問いに対して、これまでの妹との生活経験からしっかりとした自分の意見を持っています。障がいのある人と健常者が共存できる理想の近未来社会の実現への強い思いが込められた素晴らしいい作文だと思います。育和小学校でも障がいのある子ども達への理解が深まるように同じ教室で学習したり、一緒にふれあう活動を行ったりして共に学び合うインクルーシブ教育を推進しています。今後ともご理解とご協力をよろしくお願いいたします。おうちでも一度、親子で障がいのある人の人権について話し合ってみてはいかがでしょうか。
         校長 安 藤  直



11月号

   〜読書の秋・芸術の秋〜本番です!
 霜月を迎え,秋も一段と深まってきました。保護者、地域の皆様には、平素より本校の教育活動にご理解とご協力をいただき、ありがとうございます。とりわけ10月2日の運動会には平日にも関わらず早朝より多数ご来校いただき、本当にありがとうございました。
さて,この時期は,昔から「灯火親しむ候」と言われ,学習や読書に最適の季節です。文化の日を中心に,10月27日から11月9日までの2週間は、読書週間です。読書週間は、終戦の2年後、まだ戦争の傷あとが日本中のあちこちに残っている時、「読書の力によって、平和な文化国家を作ろう」という趣旨の下、出版社・書店・図書館が力を合わせて始められたものです。今年で第72回目を迎えます。今年の標語は、「ホット一息、本と一息」です。活字離れが深刻化してきている現在,標語のように気楽に本に向き合わせる習慣を身につけさせたいと思っています。学校でも、子どもたちが少しでも本好きになるように、図書館ボランティアの方に読み聞かせをしていただいたり、お話の会を開いたり、朝の読書タイムを設けたりしています。さて、秋の夜長におうちでもご家族みんなで本に親しむ時間を作ってみてはいかがでしょうか。
また、11月10日(土)に作品展が予定されています。芸術の秋、絵画や立体作品などの子ども達の力作をゆっくりご家族でご鑑賞いただきたいと思います。

「掃けば散り 払えばまたも塵積る 人の心も  庭の落ち葉も」
    〜毎日 お掃除することの大切さ〜
やっと本格的な秋がやってきました。山々の色鮮やかな紅葉に見惚れ、葉が落ちる様子に少しもののあわれを感じる頃です。はらはらと散り積もる落ち葉は、日々増えていき毎日掃いてもきりがないように感じてしまいます。今回は、そんな落ち葉の様子を人の心になぞらえたお話です。
とある寺院の庭に入ると小坊主の像の前に、次の言葉が書かれていました。「掃けば散り 払えば またも塵積る 人の心も 庭の落ち葉も」 これは、どんな意味かと尋ねてみるとこんなお話を聞くことができました。
昔々、ある秋の日、お寺で小坊主さんがほうきを使って庭の掃除をしていたそうです。毎日毎日きれいに掃いても葉っぱが落ちてくるので、全部葉っぱが落ちてから掃除をしても同じだと思い、ある日、掃除をしなくなりました。急に掃除をしなくなった小坊主さんに和尚さんがこう言ったそうです。
「人の心は弱いものです。すぐに周りの環境に流されてしまいます。庭の落ち葉を毎日掃くということは、人の心の汚れを毎日掃いて清めているのと同じことです。さぼって長い間ほっておくと汚れた環境で平気で過ごすことになります。知らない間に汚れた心でいることが当たり前のようになってしまうのです。だから、落ち葉が毎日落ちてきても嫌がらずに掃いて自分の汚れた心も一緒に清めることが大切なのです。」と。
人間というもの、心は常に清浄でありたいと願うものですが、簡単に人の心はささくれ立ちます。苛立ちや怒り、自分の価値観で凝り固まった自尊心は少しずつ塵のように自分の中に自然に溜まっていきます。自分では気づかない、そのような心を毎日落ちて積もる落ち葉とともに掃き清めるのは、とても大切なことではないでしょうか。育和小学校の子ども達も毎日身の回りの掃除をしたり、整理・整頓をしたりすることで心を清め、日々新たな気持ちで学習や運動に向かってほしいいと思っています。
          校長 安 藤  直

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学校行事
3/8 卒業茶話会

学校評価

運営に関する計画

全国学力・学習状況調査

学校だより

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平成29年度 全国体力・運動能力、運動習慣等検査