10月16日の給食大阪は昔から、「天下の台所」「食いだおれ」などと言われ、食文化の栄えた町でした。 現在の大阪の食文化を語るには、たこ焼きやお好み焼きなどの「粉もん」がはずせないです。もともと粉もんはおやつであったが、おいしいものに貪欲な大阪人が知恵と工夫を凝らし、料理として確立させました。 お好み焼きは、小麦粉に卵、野菜、肉、魚介など、好みの具材を入れた生地を鉄板に流して焼いたものです。起源は安土桃山時代に千利休が作った茶懐石用の「麩の焼き」だといわれています。 「麩の焼き」は、小麦粉を水で溶き、焼き鍋の上に薄くのばし、最中の皮のように仕上げ、味噌を塗り、ぐるぐる巻きにしたものです。 10月15日の給食ミートグラタンは、ケチャップ、トマトピューレなどで味つけしたひき肉に、褐色になるまでいためた小麦粉でとろみをつけ、ゆでたマカロニを加え、上にパン粉をふり、焼いたものです。 今回使用しているなすは、夏から秋が旬の野菜であり、路地栽培のものが、6月から10月にかけてたくさん出回っています。 皮の黒紫色は、アントシアニンという色素によるものです。 10月14日の給食ふきよせ煮の「吹き寄せ」は秋から冬の初めにかけて用いる献立名です。 風に吹き寄せられた落ち葉を思わせるように秋の味覚を盛り合わせた料理(前菜や煮物など)をいいます。栗、ぎんなん、しめじ、まつたけ、また、紅葉や松葉をかたどった生麩や野菜などを用いります。 今日の給食のふきよせ煮では、さといも、れんこん、しめじが使われています。 10月13日の給食奈良県の竜田川は百人一首によまれるほど、古くからもみじの名所として知られています。肉の赤い色と衣の白い色を竜田川に流れてくるもみじの赤い色と白い波とに見立て、たつたあげと名付けられたといわれています。 たつたあげは肉や魚をしょうゆなどの調味料で下味をつけ、でんぷんをまぶして揚げたものです。 10月12日の給食私達が食事をし、食物が胃に入ると、消化のために多くの血液が胃に集まり、食物と消化液を混ぜる消化運動が始まります。この時、激しい運動をすると、手足の筋肉に血液がとられ、胃の働きがにぶり、消化が充分に行われなくなります。 消化をよくするためにも、食後は静かに過ごすことが望ましいです。 また、食後に動き回らないことは、まだ食事を終えていない周りの人達へのマナーでもあります。 |