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2月4日 全校集会 講話

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 お早うございます。
 科学の端っこを齧った者としては、とても素晴らしいニュースを「産経新聞、2/3(日) 15:02配信」に見つけましたので紹介しておきます。
 科学技術の進歩に貢献した人物に贈られる日本国際賞(毎年4月の授賞式に天皇・皇后両陛下が見守られる中、賞金5000万円が贈られる権威ある賞)の今年の受賞者に、微小な分子がらせん階段のように連なった「らせん高分子」を開発した名古屋大の岡本佳男特別招聘教授(78)が選出されました。約40年前から医薬品などの製造現場で広く使われている世界的な業績で、ノーベル賞に匹敵するともいわれ、評価が遅すぎたとの声も上がっています。
 らせん高分子は、自然界ではDNA(デオキシリボ核酸)やタンパク質などが知られていますが、人工的に作ろうとするとすぐに壊れてしまって合成は大変困難でした。
 岡本教授は、大阪大の助手だった1979年、試行錯誤の末に豆の抽出物である「スパルテイン」を用いるなどして安定的な合成に成功しました。らせん高分子には右巻きと左巻きがありますが、その作り分けも実現しました。世界初の成果でした。
 人工的に合成したらせん高分子が持っていたのは、さまざまな有機化合物を“左右に分離する”能力でした。
 医薬品などで私たちの暮らしを支えている有機化合物は、構成する成分が同じでも、右手と左手のように対称的な2種類の立体構造を持つ場合があります。まるで鏡に映したように左右対称なので「鏡像体」とも呼ばれ、人体に与える影響が左右で大きく異なるものが多々あります。
 よく知られているのは薬害事件が起きたサリドマイドで、片方が薬としての効果を持つのに対し、もう片方は胎児に奇形を生じさせる恐れがあります。うま味調味料として知られるグルタミン酸も、うま味を感じられるのは片方だけです。
 このように、鏡像体は医薬品や飲食品などの分野で重要な役割を持ちますが、左右の分離をしなければ活用できず、それがらせん高分子を使うことで簡単に分離できるようになったのです。
 左右の分離装置は「カラム」と呼ばれ、化学品メーカー「ダイセル」(大阪)を通じて82年に商品化されました。カラムは筒状で内部にらせん高分子が詰め込まれ、左右を分けたい化合物を流し込むと時間差をつけて別々に出てきます。今では世界中で使われています。
 2001年にノーベル化学賞を受賞した野依良治先生による「不斉合成」は分離とは別に、最初から左右の化合物を作り分ける技術ですが、完全な作り分けは今でも難しく、不斉合成の成果を確認するためにもカラムは欠かせません
 日本国際賞の審査に関わられた野崎京子東大教授は「野依先生は、このカラムで分析できたからノーベル賞を受賞された」と話されています。
 岡本先生もノーベル賞に値するのではないかとのことですが、高分子化学の研究者の一人は「岡本先生とダイセルだけが世界で突っ走りすぎてしまい、世界的に見た場合、当たり前の技術として、そのありがたみを考えもしなかったのでは」と指摘しています。
 審査委員長を務められた浅島誠東京大名誉教授は岡本先生について「科学のみならず周辺領域にも大きなインパクトを与えた卓越した発見。製薬関係をはじめ、世界中の研究者の誰もが当たり前のように恩恵を受けている」と讃えられました。
 受賞を受け、岡本さんは「これまで50年以上研究に取り組んできた。このような基礎研究が賞に結びついたことは、若い研究者にも励みになるのではとうれしく思う」と笑顔で語られたそうです。

1年生 百人一首大会

本日、5・6時間目に1年生百人一首大会を実施いたしました。日頃の練習の成果を発揮し、学年全体でしっかり取り組めていました。
優勝   4組
準優勝  3組
3位   2組
4位   1組

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サポートクラスの作品 2

サポートクラスの作品 2
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サポートクラスの作品

サポートクラスの瀬崎くんの作品が事務室前に飾られています。
春日出中学校にお越しの際は、見学してあげてください。
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3年 学年末テスト

3年生学年末テストが昨日より始まりました。明日で春日出中学校最後のテストになるので、頑張ってください。また、私立入試に向けて、体調管理をしっかりしてください。
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