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大学の先生をお招きして”ワークショップ”を開催しました♪ ―美術・デザイン分野(3年生)―

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先週木曜日(18日)の5・6時間目、芸術(美術・デザイン)分野の分野別学習では、京都造形芸術大学の石山潤先生と北野諒先生をお招きし、ワークショップを実施していただきました。
5時間目は北野先生による鑑賞のワークショップです。北野先生によると、「美術館で来場者が一つの作品を見るのに費やす時間は約10秒である」という研究結果があるそうです。ワークショップでは、何ともいえないユニークな形をした赤い石を前に、みんなで自由に感じたことを出し合いながらじっくり時間をかけて、鑑賞を楽しみました。北野先生からは「『見る→考える→話す→聞く→見る』というプロセスはコミュニケーションそのもの…。コミュニケーションによって、いろんなものの見方ができて、鑑賞が深まります。」というお話がありました。
 6時間目は石山潤先生のワークショップです。テーマは「哲学カフェ〜みんなでひとつの『問い』を考えてみよう〜」です。「あなたにとって『大人』とは何ですか?」という問いから始まり、一人ひとりが思いつく「大人像」を書き出していきます。「自分の間違いを認めない」「自分の考えを押し付ける」というような、大人として痛いところをつく意見がどんどん出てきます。グループで意見を共有し、「あるある!」「ほんっと、そう!」と、盛りあがってきたところで、最後の問いかけ…。「あなたがなりたい『大人像』には、どうすればなれますか?」。さっきまで批判で盛りあがっていた生徒たちも、真剣な表情で自分自身と向き合い「どう生きたいか」を考えていました。
授業後の生徒のアンケートには「普段、こんなことについて話す機会がなかったので、すごく貴重な時間を過ごすことができた」、「大人になるということについて、初めて考えた授業だった」と前向きな気持ちを書いていました。思春期まっただ中の生徒たちですが、悩み、迷いながらも自分がなりたい大人像に向かって、まっすぐ伸びていきたいという思いが伝わってきました。

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