本日（１６日）、１時間目、２年生では国語科（担当：坂田教諭）と社会科（担当：川村教諭）が協同し、新聞を活用した授業が行われていました。社会事象に関して、自分の主張を論理的な文章で記述することを目的としています。生徒たちは、大変熱心に、新聞を広げ、興味のある記事を探し、読み込んでいました。複数の新聞社の記事を読み比べている生徒もいました。今後、記事の概要や新聞記者の主張を要約したうえで、「私の主張」を構成していきます。さらに、完成した主張文は新聞社の読者の欄に投稿する予定です。
次期学習指導要領（平成３０年度から移行期間、平成３３年度完全実施）では、「教科等横断的な視点に立った資質・能力を育成する」ことや、「情報を精査して考えを形成したり、問題を見いだして解決策を考えたりする学習」を充実することを目指しています。今回の実践は、それらを先取りした、ハイレベルな内容構成となっています。教科の内容や、見方・考え方、学習方法等を生かし合うことで、学習効果が高まっていることがわかります。このような授業を通して、社会事象に関心を持ち、多面的・多角的に考察したり、論理的に表現したりする能力が養われていくものと考えます。
なお、本校は本年度「ＮＩＥ実践指定校」となっており、新聞を活用した教育活動に積極的に取り組んでいます。