現在は中高合同の「公開授業見学週間」となっています(17日まで)。本日(13日)の6時間目、301ゼミ室で行われていた高等学校・総合学科の授業を参観しました(河野良幸教諭)。今日の授業のタイトルは「文学者紫式部〜助動詞を読む〜」です。「助動詞」の意味を確認したうえで、「助動詞」を通して『源氏物語』を深く読み込んでいくという内容です。生徒たちは『源氏物語』の「尊敬」や「謙譲」の助動詞を丁寧に分析しながら、「源氏の運命を予感させる助動詞を一つ、グループで考え、決める」という課題に取り組みました。「文法」に着目することで深い読みが実現し、古典文学をさらに深く楽しめることを学びました。大変、内容が濃く、とてもレベルの高い内容ですが、生徒たちは和やかな雰囲気の中にも、集中を途切らせることなく、学んだ知識や身に付けた技能をフルに活用して、個人やグループでじっくり考えている様子が伝わってきました。「主体的、対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」が高校生たちの間で確実に定着していることが分かりました。授業には中高の国語の教員だけでなく、他の教科の教員も参観し、多くのことを学んでいたようです。