平和人権登校日校長先生の挨拶から始まり、ジャーナリストの西谷さんにご講演を行っていただきました。 アフガニスタンで今なお続く「紛争」は、いつ・どのように始まり、どれほどの被害をもたらしたのか。人々は今、どのような生活をしているのか。実際に現地で行った取材(映像)をもとにお話をしてくださいました。 そこには、平和と言われている日本に住む私たちには、想像のつかない過酷な現実と目を背けたくなるような惨状が広がっていました。現地で実際に見てはおらず、映像でしか知ることはできない私たちにも、衝撃を与える酷いものでした。 紛争は、現在のロシアのウクライナへの軍事侵攻からもわかる通り、決して遠くの出来事で関係のない話ではありません。いくつかの「もし」が重なれば、日本にも起こりうる現実です。日本は2度の大戦を経て、二度と戦争をしてはならないと学んだはずです。それがよくないということは、誰もが分かっていることです。しかし、戦争はしようと言って起こることはほとんどありません。力のある誰かの都合の良い嘘によって引き起こされてしまうのです。 今の私たちにできることは何でしょうか? 西谷さんは、「それを見抜く力を養うこと」だと教えてくださいました。また、私たちが日々学校で学んでいることも、戦争と関係がないように思えますが、戦争を起こさないために、非常に重要なことなのです。私たちは学びを続け、戦争のない世界にするにはどうしたらよいか、みんなで考えていくことが大切だと改めて気付かされた時間となりました。 その後、各学年で取り組んだ平和人権学習の内容についての発表がありました。 1年生は、「大阪大空襲」について 2年生は、「世界が100人の村だったら」と「世界の通学路」について 3年生は、「沖縄戦」について それぞれ学んだことから、感じたことや考えたことを各学年の学級代表がまとめて発表しました。 この学びで終わりではなく、これを一つの機会として、はじまりとしてこれからも「平和を守るためにはどうしたらよいか」を一人一人が考えていってほしいと思います。 |
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