本日の献立/12月3日(木)・田辺大根の煮もの ・田辺大根葉のみそ汁 ・ミニフィッシュ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 752kcal、たんぱく質 35.0g、脂質 15.4g ☆田辺大根☆ 田辺大根は、大阪で古くから栽培されてきた品種で、「なにわの伝統野菜」のひとつとなっています。江戸時代に栽培が始まり、摂津国東成郡田辺地区(現在の大阪市東住吉区)の特産として定着しました。明治時代では、根の部分は縦横がほぼ同じ大きさだったようですが、次第に縦長となり、長さ20cm、太さ9cm程度の大きさに改良されました。その後大正、昭和と時代が移るにつれ、食生活の洋風化や生産性を重視する農業の変化に伴い、生産量は減少し、さらに1950年ごろにウイルス病が発生したことにより、その姿は見られなくなりました。その後1999年ごろから復活させようとする声が高まり、少しずつ生産量も増えているようです。大阪市の学校給食でも、年に一回ではありますが、地域を限定して実施するようにしており、今年度は、平野区での実施となりました。 だいこん本来の苦みが感じられ、年配の方であれば、なつかしく思われるかもしれません。加熱すると甘味が増し、やわらかくなりますが、煮崩れしにくい特徴を持っていますので、煮物や汁物に向いています。 今日の給食では、根の部分は煮ものに、葉の部分はみそ汁に使用しています。 |