本日の献立/2月5日(水)

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献立名 ・わかさぎのフライ
    ・カリフラワーのサラダ
    ・白菜のスープ
    ・スライスチーズ
    ・おさつパン、牛乳
栄養価 エネルギー 839kcal、たんぱく質36.7g、脂質 28.7g

☆わかさぎ(公魚、若細魚、若鷺、鰙)☆
 わかさぎは、シシャモなどと同じキュウリウオ科の魚で、海で成長して河川で産卵するものと、一生、湖などの淡水域で生息するものとがあります。日本での生息域は島根県、利根川以北の本州、北海道などで、そのほか琵琶湖など各地の湖沼やダム湖などにも移植されています。細長い体形で大きくなると15cmくらいになります。
 名前の「わか」は「清新・幼」を、「さぎ」は「細魚・小魚」をあらわし、漢字で「若細魚」と書きます。「公魚」と書くのは、江戸時代に霞ケ浦のわかさぎを将軍家に献上していたことが由来となっているそうです。
 白身でたんぱくな味わいの魚で、特にてんぷら、フライなどの揚げ物が人気です。また、焼き物、煮物など様々な料理でも使用され、甘露煮、煮干しなど各地の名産品も多くあります。丸ごと食べることができることからカルシウムの補給にも役立ちます。
 今日の給食では、フライ用に加工された製品を使用しています。

本日の献立/2月4日(火)

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献立名 ・ハヤシライス
    ・キャベツのひじきドレッシング
    ・みかん(缶詰)
    ・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 893kcal、たんぱく質27.0g、脂質 25.0g

☆ハヤシライス☆
 ハヤシライスは、うす切りの牛肉とたまねぎなどを主材料にして、デミグラスソースやトマトソース、ケチャップなどで煮込んだソースをご飯にかけた料理です。明治の初めごろに西洋料理が日本で変化したと思われる洋食の1つで、その発祥にはいろいろな説があります。
 そのうちの一つは、牛肉をデミグラスソースで煮込んだハッシュドビーフをご飯にかけたとのことで、ハッシュドビーフ・ウィズ・ライス(Hashed beef with Rice)がなまってハヤシライスになったということです。「海軍割烹術参考書(1908年)」でも、ハッシュドポテトが、ドライハヤシと紹介されている例もあり、「ハッシュ」を「ハヤシ」と表現していたのではないかと考えられます。また、そのほか実業家であり医師でもあった「早矢仕有的(はやしゆうてき/1837〜1901)」が考案したという説や、宮内庁で考案された料理を「林」という名の料理人が、従業員のまかない飯として提供したという説などがあります。そのほかにも元祖だと名乗るレストランなどもあり、実のところはよくわかっていません。
 しかし、カレーライスやどんぶりのように、ご飯の上に味つけした具材をかけて食べるという料理は、手軽においしく食べられるようにくふうされた日本独特の発想ではないかと考えられます。

本日の献立/2月3日(月)

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献立名 ・いわしのしょうがじょうゆかけ
    ・含め煮
    ・いり大豆
    ・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 747kcal、たんぱく質 32.1g、脂質 15.0g

☆節分(せつぶん)の行事献立☆
 今年は2月3日が「節分」となります。節分は本来、季節の変わり目を意味するもので、「立春(りっしゅん)」、「立夏(りっか)」、「立秋(りっしゅう)」、「立冬(りっとう)」の前日のことを言います。したがって、1年間に4回あり、季節の変わり目には鬼(邪気/じゃき)が生じると考えられ、それを払う行事が行われてきました。とくに立春の前日には、豆まきだけでなく、鰯(いわし)の頭を柊(ひいらぎ)の枝に刺して戸口に立てるなどの習慣が昔からあり、鬼すなわち、災難や病気などを追い払い、家族の健康や幸福を願いました。
 鰯を使う習慣については、「土佐日記(935年ごろ)」によると、平安時代ではボラを使っていたようで、これがいつの間にかイワシに変化していったようです。そして、イワシを焼くにおいと、ヒイラギのとげが鬼の目を刺すといったことから魔除けにつながっているようです。
 また、イワシや大豆は、どちらも栄養価の高い食品であり、子どもの成長や家族の健康には欠かせない栄養素や成分がたっぷり含まれた食品です。そして、これらを豆まきや飾りで使うだけでなく、料理としても使用することは、食事の面からも健康を意識した行事であるといえるのではないかと考えられます。
 今日の給食は、節分の行事献立として、焼いた鰯にしょうがじょうゆをかけた献立と、いり大豆を取り入れています。

本日の献立/1月31日(金)

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献立名 ・味のレモンマリネ
    ・てぼ豆のスープ
    ・固形チーズ
    ・食パン、いちごジャム、牛乳
栄養価 エネルギー 808kcal、たんぱく質33.8g、脂質 25.7g

☆レモン(檸檬)☆
 レモンの原産地は、インド北東部のヒマラヤ地方とされ、中国へは10世紀ごろに伝わりましたが、あまり普及しませんでした。西洋方面へは12世紀ごろアラビア人によりスペインに伝えられ、これを十字軍がフランスへ持ち帰り、栽培が広がりました。そして、新大陸発見以降にアメリカへ持ち込まれ、カリフォルニアに大産地ができました。大航海時代には、スペイン、ポルトガル、イギリスなどで、航海中のビタミンC不足による壊血病が問題となり、レモンが脚光を浴びることになりました。日本へは明治時代に伝わり、瀬戸内地方を中心に栽培が広がりましたが、1964年(昭和39)にレモンの輸入自由化により、国内での生産は激減しました。しかし、輸入レモンの防かび剤の残留が問題となり、国産レモンの栽培面積も徐々に広がってきているようです。国内では広島、愛媛、和歌山などで多く栽培しており、品種により収穫時期の差がありますが、露地栽培のものでは、9〜1月ごろが旬となります。
 大阪市の学校給食では、国産レモンを使用しており、今日のレモンマリネでは和歌山産のものを使用しています。

本日の献立/1月30日(木)

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献立名 ・豚肉のごまだれ焼き
    ・菊菜とはくさいのおひたし
    ・みそ汁
    ・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 743kcal、たんぱく質30.5g、脂質 18.6g

☆はくさい(白菜)☆
 ハクサイは、アブラナ科の仲間の野菜で、ダイコンやキャベツとともに、日本では主要な野菜の一つとなっています。英語名で“chinese cabbage”といわれるように中国が原産です。日本でもかなり古くから使用されていたように思われがちですが、その歴史は意外と新しく、初めて伝わったのは明治8年(1875年)で、大正時代になって全国に普及したようです。伝わった当初は、採種(種をとること)が困難ということで、あまり普及しませんでしたが、日清戦争(1894〜1895)や日露戦争(1904〜1905)においての日本兵たちが旧満州・朝鮮などから大きく結球したハクサイの種を持ち帰ったことが、全国に広まるきっかけになったといわれます。今では、年中出荷され、とくに冬場は旬の野菜として、鍋料理や煮もの、汁もの、炒めもの、あえもの、漬物などさまざまな料理に欠かせない野菜となっています。
 ビタミンCを多く含み、その他にもカルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄、食物繊維など、いろいろな栄養素をほどよく含んでいます。
 今日の給食では、菊菜と合わせておひたしに使用しています。

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