本日の献立/10月16日(金)

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献立名 ・タンタンめん
    ・キャベツの甘酢づけ
    ・さくらんぼ(缶)
    ・ライ麦パン、牛乳
栄養価 エネルギー 750kcal、たんぱく質 31.3g、脂質 20.4g

☆タンタンめん(坦坦麺)☆
 タンタンめんは、中国四川省の成都が発祥といわれる麺料理で、麺の上に辛い味付けの挽肉やザーサイなどをのせて食べる料理です。これを天秤棒に材料や道具をぶら下げて担ぎ、売り歩いていたそうです。「坦坦」は成都の方言で天秤棒を意味することから「担担麺(たんたんめん)」と呼ばれるようになったそうです。
 日本の担担麺では一般的にスープが入っていますが、これは、陳健民という四川省出身の料理人が日本向けにアレンジして広めたもので、もともと担いで売り歩くということからも汁気のない麺料理で、四川省では今もこれが主流となっています。
 今日の給食では、豚骨スープに、チンゲンサイ、もやし、にんじんなどの野菜と中華麺を加えて味付けしたスープめんに、テンメンジャンやみそで味つけした挽肉をのせて食べてもらうようにしています。

本日の献立/10月15日(木)

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献立名 ・秋刀魚のみぞれかけ
    ・みそ汁
    ・牛ひじきそぼろ
    ・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 760kcal、たんぱく質 31.5g、脂質 22.7g

☆さんま(秋刀魚)☆
 日本で食用とされるサンマは、主に北太平洋と日本海で獲れる種類で、北太平洋サンマと呼ばれています。暑い時期は日本の北部を回遊していますが、秋になると産卵のため南下し、10月ごろになると三陸沖や房総沖を回遊します。そして、ちょうどこのころに脂がのっておいしい時期となります。大きさは30〜40cmで体は細く、口先がとがり、刀のような形で秋においしいことから「秋刀魚」の字があてられました。もともとのサンマという呼び名は細長い体つきから「狭真魚(さまな)」とされていたものがサンマに変化したようです。
 さんまには、体の組織をつくるたんぱく質や、炭水化物や脂質をエネルギーに変えるために必要なビタミンB2が含まれています。また、脳や神経組織の働きを助けるDHA、血液中の脂質をコントロールし、血管にかかわる病気を予防するEPAが含まれています。
 今日の給食では、北海道の沖合でとれた骨付きのさんまに塩で下味をつけて焼き、だいこんおろし、みりん、薄口しょうゆ、ゆず果汁で作ったたれをかけています。

本日の献立/10月14日(水)

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献立名 ・豚肉と野菜のケチャップソテー
    ・スープ
    ・スイートポテト
    ・黒糖パン、牛乳
栄養価 エネルギー 747kcal、たんぱく質 32.0g、脂質 20.4g

☆さつまいも☆
 サツマイモは、中央アメリカが原産で、紀元前から栽培されていたようです。コロンブスのアメリカ大陸到着(1492年)の後、17世紀までにヨーロッパ各地に伝わりましたが、好温性の作物であるため、ヨーロッパの気候にはなじまず、冷涼地を好むジャガイモほど普及しませんでした。アジア諸国へは、16世紀初めにスペインの旅行者によって伝えられ、日本へは17世紀初期に中国から沖縄へ伝わりました。そして1705年に薩摩の漁師が鉢植えのサツマイモを持ち帰り、種芋を増殖し、享保・天明の飢饉を薩摩藩において救ったといわれています。その後18世紀前半に蘭学者/青木昆陽が救荒作物として全国に普及させ、主として関西以西で栽培が増加しました。そして、食糧難となった第二次世界大戦中から大戦後に急速に伸び、食糧不足から多くの国民を救うために役立ちました。
 主成分は、でんぷんで、加熱すると一部が糖質に変化し、甘味が増加します。しかし、エネルギーは、米や小麦粉の1/3程度で、ビタミンCやB1、B6なども多く含んでいます。旬は新物で9〜11月、貯蔵したものでは1〜3月ごろがおいしいとされています。
 今日の給食では、砂糖、バター、牛乳、クリームなどを加えてオーブンで焼き上げ、スイートポテトとして使っています。

本日の献立/10月13日(火)

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献立名 ・ポークカレーライス[米粉]
    ・はくさいのピクルス
    ・みかん
    ・牛乳
栄養価 エネルギー 815kcal、たんぱく質 26.3g、脂質 17.1g

☆ピクルス☆
 ピクルスというのは、欧米で古くから伝わる野菜や果実を塩や酢に漬けた漬物で、紀元前2000年ごろには存在していたといわれており、塩漬ピクルス、発酵ピクルス、酢漬ピクルス甘酢漬ピクルス、混合ピクルス、刻みピクルス、からしピクルスなどがあります。市販のものは、甘酢漬けタイプが多く、材料をオールスパイス、チョウジ、コショウなどの香辛料の入った甘酢液に漬けてつくっています。キャベツ、きゅうり、オリーブ、カリフラワー、赤ビートなどの野菜がよく使われますが、アメリカでは、小型のきゅうりを使ったものがほとんどのようです。
 今日の給食では、欧米ではあまり使われないはくさいを使い、砂糖、塩、ワインビネガー、しょうゆでつくった甘酢液で味付けし、ピクルスにしています。

本日の献立/10月12日(月)

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献立名 ・鶏肉の竜田揚げ
    ・厚揚げと野菜の煮もの
    ・おかか菜っ葉
    ・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 900kcal、たんぱく質 31.2g、脂質 31.5g

☆竜田揚げ(たつたあげ)☆
 「竜田揚げ」と「から揚げ」との違いを質問されることがよくあります。から揚げは、9/7(月)に紹介したように、衣を薄くまぶすか、何もつけずに揚げる料理法です。「竜田」の名は紅葉の名所である奈良の北西部を流れる「竜田川」が語源となっており、しょうゆ、みりん、酒などで下味をつけた材料が赤褐色に色づき、衣としてつけたでん粉がところどころ白くなっている様子を紅葉と竜田川の白い波に見立てたものとされています。
 竜田揚げの名は、1900年代前半にから揚げの名が使われだしたころとほぼ同じような時期から使われていたようです。つまり、「から揚げ」と呼ばれる料理の中で、しょうゆなどで下味をつけてでん粉などをまぶし、色づくように揚げた料理をとくに「竜田揚げ」と呼ぶというように考えるとよいと思います。
 また、旧日本海軍の軽巡洋艦「龍田(たつた)」の料理長が「龍田揚げ」と名付けたともいわれ、こちらの文字を使われることもあります。
 今日の給食では、鶏肉の皮付きのもも肉を使用し、しょうが、料理酒、しょうゆで下味をつけ、でん粉をまぶして揚げています。
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