本日の献立/11月4日(水)

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献立名 ・焼きししゃも
    ・金平ごぼう
    ・五目汁
    ・ごはん、焼きのり、牛乳
栄養価 エネルギー 738kcal、たんぱく質 31.3g、脂質 18.3g

☆ししゃも(柳葉魚)/樺太ししゃも(カペリン)☆
 シシャモは、アイヌ語で「ススハム(スサム)」と呼び、これがなまって「シシャモ」と呼ばれるようになりました。ここで、ススは柳、ハムは葉という意味になり、柳の葉の形に似ていることからこの名が付き、漢字では柳葉魚の字が当てられました。キュウリウオ科の魚では唯一川を上る種類で、10月から11月の産卵期に川を上るものを獲ります。ただ、本物のシシャモは、現在北海道の一部にしか生息しておらず、あまり獲れなくなりました。そのため、現在一般にシシャモとして出回るものは、本物ではなく、ノルウェーやアイスランド、カナダなどで獲れる「樺太(からふと)ししゃも」と呼ばれる「カペリン」がその代役としてシシャモの名で販売されています。
 栄養の面では、ビタミンEやB2などが多く含まれ、また骨ごと食べることができるので、カルシウムの補給源にもなり、栄養豊富な食品です。
 今日の給食では、カペリン(樺太ししゃも)をオーブンで焼いています。

本日の献立/11月2日(月)

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献立名 ・ウインナーときのこのしょうゆ風味スパゲッティ(きざみのり)
    ・焼きとうもろこし
    ・発酵乳
    ・黒糖パン(1/2)、牛乳
栄養価 エネルギー 789kcal、たんぱく質 28.9g、脂質 26.9g

☆とうもろこし(玉蜀黍)☆
 トウモロコシは、メキシコから南アメリカ北部にかけてが原産とされています。その栽培の歴史は古代にまでさかのぼり、古代マヤ、アステカ文明では、トウモロコシなどの栽培がその発展の原動力となったようです。1492年になってアメリカ大陸に到着したコロンブスがヨーロッパに持ち帰り、現在では世界の農業になくてはならない作物となりました。日本へは1579年にポルトガル人によって長崎に渡来し、その後、明治時代の北海道開拓を機に本格的な栽培が始まりました。
 トウモロコシの品種は、用途によって大きく分かれ、おもに穀類として利用される硬粒種、家畜の飼料となる馬歯種、ポップコーンに使う爆粒腫、野菜として利用する甘味種などがあります。甘味種はスイートコーンとも呼ばれ、第二次世界大戦後、アメリカから甘みの強い品種が導入され、さらに利用が高まりました。
 野菜として食べるものは、糖質やたんぱく質が主成分で、胚芽の部分にはビタミンE・B1・B2、カリウム、亜鉛、鉄などが多く、また、食物繊維も豊富です。旬は6〜9月で、この時期には生のものがよく出回ります。
 今日の給食では、甘味種を輪切りにした冷凍品をスチームコンベクションオーブンで蒸し焼きにしています。

本日の献立/10月30日(金)

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献立名 ・豚肉といかの中華煮
    ・大学いも
    ・ミニフィッシュ
    ・コッペパン、アプリコットジャム、牛乳
栄養価 エネルギー 849kcal、たんぱく質 33.8g、脂質 24.9g

☆大学いも☆
 大学いもは、乱切りにしたサツマイモを油で揚げ、砂糖と水、その他の調味料などを煮つめてつくった糖蜜をからめたものです。これは、大正から昭和にかけて、当時の学生街で、今で言うと、ファーストフード的なものとして人気が高まったことから、このように呼ばれるようになったようです。中華料理の抜絲紅甘薯(パースーホンシュウ:さつまいもの飴煮)に似ていますが、これは、砂糖を煮詰めた飴をからめ、熱いうちに水にくぐらせますが、たくさんつくって長い時間置くと飴が固まって販売時に分けにくく、また食べにくくもなります。そのため、おいしく簡単につくることができ、冷めても分けやすく、食べやすいように考案されたものではないかと思われます。また、サツマイモには、体の抵抗力を高め、風邪などの予防に役立つビタミンCが多く含まれていますので、当時の学生たちの健康維持にも役立っていたのかも知れません。

 本日は、体育大会後の給食ということで、混乱も予想されましたが、体育大会により生徒たちの団結力が高まったせいか、普段よりもスムーズにすすんだように思います。

本日の献立/10月29日(木)

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献立名 ・お好み焼き
    ・きゅうりの梅風味
    ・豚汁
    ・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 767kcal、たんぱく質 26.7g、脂質 15.0g

☆お好み焼き☆
 お好み焼きは、大阪の食文化のひとつとして語られることがありますが、そのルーツは安土桃山時代にお菓子として食べられていた「麩の焼き(ふのやき)」ではないかといわれています。これは、水で溶いた小麦粉を鉄板で薄く焼いて、みそや砂糖を塗って巻物のように巻き、仏事用の菓子や、千利休が茶会の菓子として利用したといわれているものです。
 これが時代を経て、江戸時代に穀物を粉にして食べる文化が庶民の間にも広まり、いわゆる「粉もん」の一つとして発展していったようです。昭和の初めごろまでは、生地を薄く焼いて具材をのせる「重ね焼き」が主流でしたが、具材を混ぜ合わせる「混ぜ焼き」が主流になっていったようです。戦後には代用食としても利用され、お菓子として焼くよりも大きく焼くようになり、関西では食事やおかずの一つとして食べる文化が定着したようです。

本日の献立/10月28日(水)

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献立名 ・なすのミートグラタン
    ・鶏肉と野菜のスープ
    ・みかん
    ・黒糖パン、牛乳
栄養価 エネルギー 738kcal、たんぱく質 30.8g、脂質 19.1g

☆みかん(蜜柑)☆
 現在、一般に「みかん」と呼んでいるものは、「温州(うんしゅう)みかん」のことです。これは、江戸時代初期に、中国との交易があった鹿児島の長島で、中国系のミカンとクネンボと呼ばれるミカンなどの交配により、偶然に発生したと考えられています。明治時代になって、江戸時代の代表的な柑橘類であった「紀州みかん」に代わって、一般的に栽培されるようになりました。実が熟し、出荷される時期により、9月ごろからは「極早生(ごくわせ)温州」、10〜11月ごろになると「早生(わせ)温州」、12月ごろから「普通温州」というように分けられます。
 栄養の面では、1個食べると1日に必要なビタミンCの半分程度がとれるので、これから冬にかけての風邪予防によいと思われます。また、白い筋や薄皮には、毛細血管を強くするビタミンPや、腸の働きを良くする食物繊維も多く含まれています。きれいに取り除いてしまう人もいますが、健康のためにはいっしょに食べたほうがいいかもしれません。
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