本日の献立/2月12日(金)・一口がんもとじゃがいもの煮もの ・ブロッコリーのごまあえ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 828kcal、たんぱく質 29.1g、脂質 24.4g ☆きびなご(黍魚子、黍女子、吉備奈仔など)☆ キビナゴは、マイワシやニシンと同じニシン科の魚です。房総半島以南から朝鮮半島、オーストラリアにかけての熱帯水域に広く分布しており、日本では房総以南の外洋に群れをなして生息しています。全長は10cmくらいで細長く、頭部はとがった形で、おもにプランクトンを食べて生活しています。産卵期は5〜7月で、大群をつくって内湾に入り、海藻などに卵を産みつけます。本州の太平洋沿岸中部以南から九州にかけて漁獲され、鹿児島では特産品となっています。体側に金色と青色の帯模様があり、鹿児島県南部地方でおびのことを「きび」ということから「帯(きび)のある小魚(なご)」ということから「きびなご」と呼ばれるようになったそうで、漢字の方は当て字のようです。 旬は食べ方により3回あるといわれ、塩焼きにしておいしいのが脂ののった12月、刺身でおいしいのが寒の入った2月、そして卵や白子がたっぷりあり、天ぷらにしておいしいのが初夏の5月から7月ごろといわれています。 今日の給食では、天ぷら用に加工された製品を使っています。 本日の献立/2月10日(水)献立名 ・豚肉のオイスターソース焼き ・厚揚げと大根の中華煮 ・デコポン ・コッペパン、アプリコットジャム、牛乳 栄養価 エネルギー 815kcal、たんぱく質 38.6g、脂質 26.7g ☆デコポン☆ デコポンは、1972年に長崎県の果樹研究所で、清見オレンジとポンカンを交配させ育成された品種です。当時は、凸(でこ)が出やすく、皮の表面が荒く見た目が悪いという理由からあまり出回ることはありませんでした。その後、熊本県宇土群不知火町に伝わり、「不知火(しらぬい)」の名で栽培が広まり、1990年ごろに、その味の良さが認められ、広く普及することになりました。そして、1993年になって「デコポン」の名が、熊本県果実農業協同組合連合会の登録商標となり、不知火の中で、糖度が13度以上、クエン酸1.0以下などの基準を満たしたもののブランド名となりました。暖かい地方での生産が多く、主産地はやはり熊本県となっています。 ユニークな特徴となっている「デコ」ができるには、気温が関係しており、昼と夜の気温の差が大きいほどデコができやすくなるそうです。中にはデコの出ないものもありますが、味には影響がないとのことです。4月ごろに小さくてかわいい白い花を咲かせ、12〜2月ごろにかけて収穫されます。収穫直後は酸味が強いため、一定期間貯蔵して酸味をぬいたものを2〜4月ごろに出荷します。 皮の表面は粗いですが、むきやすく、じょうのう膜は薄くて食べやすく、果肉はやわらかで果汁が多く、そして甘味が強くておいしいです。 本日の献立/2月9日(火)・きゅうりのゆずの香あえ ・ツナっ葉炒め ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 799kcal、たんぱく質 32.8g、脂質 23.6g ☆ツナっ葉炒め☆ 「ツナっ葉炒め」は、ご飯に添える手作りのふりかけのようなものとして給食に取り入れている献立のひとつです。 作り方は簡単で、給食の場合は、乾燥の大根葉を使用していますので、水で戻してから油をきったツナとともに炒め、料理酒としょうゆで味つけし、少しパラパラとなるまで炒めると出来上がりです。生の大根葉を使用する場合は、よく洗って細かく刻んで同じようにします。 最近では葉っぱ付きの大根を見かけることは、ほとんどなくなりましたが、葉の方は、カロテンや、鉄、カルシウムなどを豊富に含んだ緑黄色野菜です。捨てずに利用したいですね。 また、同じような作り方で、野沢菜漬けや、かつおぶしなど、他の食材でもいろいろと応用できますので、お好みのふりかけをつくるのも楽しいかもしれません。 本日の献立/2月8日(月)・小松菜の煮びたし ・みそ汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 745kcal、たんぱく質 33.0g、脂質 14.5g ☆泉だこ☆ 今日の給食では、1月28日に紹介した「大阪府国産農林水産物学校給食提供事業」による「泉だこ」を使用しています。 ※配布文書のコーナーに食育つうしん(2021年2月)を掲載しました。 こちらからどうぞ⇒食育つうしん(2021年2月) 本日の献立/2月5日(金)・スープ ・いよかん ・レーズンパン、牛乳 栄養価 エネルギー 777kcal、たんぱく質 36.7g、脂質 21.9g ☆押麦(おしむぎ)☆ 押麦は、大麦を調理するために精麦する方法のひとつです。大麦は、米や小麦と同じイネ科の植物ですが、そのままでは水分を吸収しにくく、消化が悪いため昔からいろいろな方法が考えられてきました。その中で、大麦を精白し、蒸気で加熱したものをローラーで平たく押し伸ばすという方法が考えられ、押麦と名付けられました。この方法は1902(明治35)年に発明され、手作業で製造されていましたが、1913(大正2)年に発明家の鈴木忠治郎氏(1887〜1964)が「改良麦圧搾機」を完成させ機械化に成功し、その後も改良を加えながら大量生産を可能にしました。 精麦の方法としては、他にも丸麦、切断麦、米粒麦など様々なものが開発されています。 押麦の主な栄養素は炭水化物ですが、摂取不足になりがちな食物繊維を多く含み、精白米と比べるとおよそ20倍にもなります。 今日の給食では、グラタンに加えて使用しています。 |