本日の献立/2月4日(木)

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献立名 ・鶏ごぼうご飯(きざみのり)
    ・焼きれんこん
    ・みそ汁
    ・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 712kcal、たんぱく質 27.1g、脂質 16.9g

☆こんにゃく(蒟蒻)☆
 コンニャクは、コンニャク芋を原料とした古くからある加工食品です。コンニャク芋はインドシナ半島が原産とされるサトイモ科の植物で、地下にできる球茎(きゅうけい/芋の部分)
を食用とします
日本へは仏教とともに伝わったといわれますが、縄文時代にサトイモなどとともに渡来したという説もあります。一般的に使われるようになったのは江戸時代で、1700年代後半に「精粉(せいこ)」の製造法が、常陸国(ひたちのくに)・水戸藩の農民によって考案されたことにより急速に広まったようです。
 精粉の主成分はグルコマンナン(コンニャクマンナン)と呼ばれる水溶性の食物繊維で、これに水と水酸化カルシウムなどのアルカリを加えると凝固し、不溶性の食物繊維となります。この性質を利用してコンニャクをつくります。生芋からつくった場合は芋の皮などが入り黒っぽく仕上がりますが、精粉を使うと白っぽく仕上がります。西日本では、生芋からの製造が続いていたこともあり、白いコンニャクはあまり好まれないため、現在ではヒジキやアラメなどの海藻を加えて黒っぽく仕上げています。普段食べているコンニャクの黒い点々はこれによるものです。
  今日の給食では、鶏ごぼうご飯の具として、型にはめて押し出して作る「つきこんにゃく」を使用しています。

本日の献立/2月3日(水)

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献立名 ・わかさぎフライ
    ・カリフラワーのサラダ
    ・はくさいのスープ
    ・抹茶大豆
    ・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 763kcal、たんぱく質 33.5g、脂質 24.2g

☆わかさぎ(公魚、若細魚、若鷺、鰙)☆
 わかさぎは、シシャモなどと同じキュウリウオ科の魚で、海で成長して河川で産卵するものと、一生、湖などの淡水域で生息するものとがあります。日本での生息域は島根県、利根川以北の本州、北海道などで、そのほか琵琶湖など各地の湖沼やダム湖などにも移植されています。細長い体形で大きくなると15cmくらいになります。
 名前の「わか」は「清新・幼」を、「さぎ」は「細魚・小魚」をあらわし、漢字で「若細魚」と書きます。「公魚」と書くのは、江戸時代に霞ケ浦のわかさぎを将軍家に献上していたことが由来となっているそうです。
 白身でたんぱくな味わいの魚で、特にてんぷら、フライなどの揚げ物が人気です。また、焼き物、煮物など様々な料理でも使用され、甘露煮、煮干しなど各地の名産品も多くあります。丸ごと食べることができることからカルシウムの補給にも役立ちます。
 今日の給食では、フライ用に加工された製品を使用しています。

本日の献立/2月2日(火)

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献立名 ・関東煮
    ・甘酢あえ
    ・白花豆の煮もの
    ・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 765kcal、たんぱく質 30.4g、脂質 16.3g

☆白花豆(しろはなまめ)☆
 白花豆は、ベニバナインゲン(紅花隠元)の仲間で、種類が多いインゲン豆の中の一種です。中央・南アメリカの高地が原産とされ、新大陸の発見以降16世紀から17世紀にかけてヨーロッパ全域に広がりました。日本へは徳川時代の末期に伝わりましたが、きれいな花を咲かせるので、当時は観賞用とされていたようです。食用としての栽培は、明治時代になってからで、主産地となっている北海道では1914年(大正3)ごろから始まりました。そして、赤い花に混在する白い花の品種を意識的に選別して、花も実も白いことから「白花豆」として栽培が広がりました。一方、赤い花の豆は、赤紫に黒斑があり、こちらは「紫花豆」として呼び分けられています。どちらも大粒で品質も良く、煮豆や菓子の材料に利用され、特に白花豆は大粒甘納豆の原料として好まれています。
 栄養の面では、低脂肪、高たんぱく質で、食物繊維は際立って多く、また、カルシウムや鉄も多く含んでおり、とても健康的で栄養価の高い食品です。
 今日の給食では、砂糖、塩、うす口しょうゆの味付けで、スチームコンベクションオーブンを使用して煮含めています。

本日の献立/2月 1日(月)

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献立名 ・鰯のしょうがじょうゆかけ
    ・含め煮
    ・いり大豆
    ・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 746kcal、たんぱく質 32.2g、脂質 14.2g

☆節分(せつぶん)☆
 今年の「節分」は、2月2日となります。通常、2月3日となっていますが、暦のずれを補正するためにこのような年があります。前回は、1987年だったので、124年ぶりとなっています。
 節分は本来、季節の変わり目を意味するもので、「立春(りっしゅん)」、「立夏(りっか)」、「立秋(りっしゅう)」、「立冬(りっとう)」の前日のことを言います。したがって、1年間に4回あり、季節の変わり目には「鬼」すなわち「邪気(じゃき)」が生じると考えられ、それを払う行事が行われてきたようです。とくに立春の前日には、豆まきだけでなく、鰯(いわし)の頭を柊(ひいらぎ)の枝に刺して戸口に立てるなどの習慣が昔からあり、それが続けられてきました。ここで「邪気」というのは、災難や病気などをあらわすもので、そういったことを追い払い、家族の健康や幸福を願うということになります。
 鰯を使う習慣については、「土佐日記(935年ごろ)」によると、平安時代ではボラを使っていたようですが、これがいつの間にかイワシに変化していったようです。そして、イワシを焼くにおいと、ヒイラギのとげが鬼の目を刺すといったことから魔除けにつながっているようです。
 今日は、さらに一日早いですが、物資調達の都合により、平野区では、今日の給食を行事献立として、鰯を使った献立と、いり大豆を取り入れています。

本日の献立/1月29日(金)

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☆水菜(みずな)☆
 ミズナは、日本原産とされるアブラナ科の野菜で、京都で古くから栽培されている京野菜の1つです。山城国(現在の京都府南部)の地誌である雍州府志(ようしゅうふし/1682年)には「水菜」の名で記載がありますが、それ以前からすでに栽培が行なわれていたようで、人糞などを使わず、畑に流水を引き入れて栽培したことから、この名がついたようです。関西以外では、「京菜(きょうな)」の名で呼ばれることが多いです。よく似た野菜の壬生菜(みぶな)は、京都の壬生で寛政年間(1789〜1801年)のころに、葉に切れ込みのない変種として見つかりました。
カロテンとビタミンCが豊富で、冬場のカゼ予防にぴったりです。そのほかカルシウムや鉄、カリウムなどのミネラル成分や食物繊維も多く、栄養バランスのとれた緑黄色野菜です。
 冬が旬で、鍋もの、サラダ、あえもの、漬物などいろいろな料理に使われ、大阪では水菜の歯ざわりを生かした「はりはり鍋」が有名です。
 今日の給食では、豚肉とともに、だし汁、砂糖、薄口しょうゆで味つけして煮、「煮びたし」として使用しています。

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