本日の献立/6月24日(木)

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献立名 ・えびのチリソース
    ・中華スープ
    ・和なし(カット缶)
    ・黒糖パン、牛乳
栄養価 エネルギー 831kcal、たんぱく質 33.3g、脂質 23.9g

☆えび(海老)☆
 エビ類は、種類がたいへん多く、約3000種類もあります。大きく分けると、クルマエビのように体が左右に平たく、泳ぐに適した遊泳型と、イセエビのように円筒型で、上下にやや平たく、歩くのに適した歩行型に分けられます。その中でも多数を占めるのが、遊泳型で小型のコエビ類といわれるもので、およそ1700種類が知られています。しかし、その中で、食用としているのはサクラエビなどの30種類程度です。同じく遊泳型でも大きめのクルマエビ類は120種類程度ですが、そのほとんどが食用になり、クルマエビをはじめとし、ブラックタイガー、ホワイト、ピンクなどが、エビの利用の代表となっています。ムキエビとして出回る小さめのエビもこのクルマエビ類のものがほとんどです。歩行型では、イセエビを代表とし、そのほかザリガニ類のロブスターなどがよく利用されます。
 栄養面では、高たんぱく、低脂肪で、カルシウムも多く含みます。とくにサクラエビなど殻ごと食べるものはカルシウムの量が非常に多くなり、ゆでたもので比べると10倍以上になります。
 今日の給食では、塩、こしょう、料理酒で下味をつけたムキエビに、でん粉をまぶしてから揚げにし、トウバンジャン、ケチャップ、砂糖、しょうゆで作ったチリソースであえています。

本日の献立/6月18日(金)

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献立名 ・マーボー春雨
    ・チンゲン菜ともやしの甘酢あえ
    ・アーモンドフィッシュ
    ・洋なし(カット缶)
    ・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 780kcal、たんぱく質 27.4g、脂質 16.4g

☆はるさめ(春雨)☆
 はるさめは、でんぷんでつくられる麺類の一種で、熱湯で軽くゆでて食べるものです。
中国では、6世紀ごろから緑豆のでんぷんを原料としてつくられていた記録があり、その後も利用されています。中国では、粉絲(フエンシー/ファンシー)、韓国・朝鮮では唐麺(タンミョン)などの名で呼ばれているそうです。
 日本へは、鎌倉時代に伝わり、葛(くず)や片栗(かたくり)のでんぷんでつくったものが、「水繊(すいせん)」という名で食べられていたようです。その後、昭和10年代になり、ジャガイモとサツマイモなどのでんぷんを混合して原料としたものが開発され、第二次世界大戦後に春雨(はるさめ)の名で一般化しました。この名は、製造過程で、機械から押し出されてくる様子が、静かに降る春雨のようだということから、当時の製造会社が名付けたといわれています。日本ではこのハルサメが主流となっており、サラダなどのあえものや、炒めもの、煮ものなどにも使用されています。
 今日の「マーボーはるさめ」もじゃがいもとさつまいもを原料としたはるさめを使用しています。

※6/21(月)〜23(水)は、期末テストのため、給食はありません。

本日の献立/6月17日(木)

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献立名 ・ウインナーのケチャップソース
    ・キャベツと三度豆のサラダ
    ・スープ
    ・食パン、いちごジャム、牛乳
栄養価 エネルギー 811kcal、たんぱく質 32.1g、脂質 27.3g

☆ウインナーソーセージ☆
 ソーセージは、食肉を保存するために開発された食品で、その歴史は古く、古代ギリシャの記録にメソポタミア文明においてソーセージが作られていたことを示す文献が残されているそうです。その後、ヨーロッパ各地で、ハム、ベーコンを作った残りの豚肉やその他の畜肉を細切りにし、食塩、香辛料などと練り合わせ、動物の腸などに詰め、塩漬け、乾燥、燻煙、加熱などの加工法を組み合わせにより、多くの種類がつくられてきました。「ウインナーソーセージ」もその一つで、オーストリアのウィーンに由来するものです。
 日本へは明治維新以降、色々なソーセージの製造法が伝わり、現在はJASで規格が定められています。これによると、「ウインナーソーセージ」は、緬羊(めんよう)の小腸または人工のケーシングを使用して材料を詰め、直径20mm未満で、燻煙または湯煮(ゆに)したものとされています。このとき、直径が20〜36mmになると「フランクフルトソーセージ」、36mm以上で、牛の小腸などを使ったものは、「ボロニアソーセージ」と呼ばれるようになります。
 今日の給食では、ゆでたソーセージに、ケチャップ、デミグラスソース、ウスターソースを合わせて煮、水溶きでん粉でとろみをつけたソースをかけています。

本日の献立/6月16日(水)

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献立名 ・和風カレー丼
    ・もずくとオクラのとろり汁
    ・ヨーグルト
    ・牛乳
栄養価 エネルギー 835kcal、たんぱく質 36.3g、脂質 20.1g

☆もずく(水雲、海蘊 、藻付、海雲)☆
 モズクは、熱帯から温帯の浅い海に分布する糸状の海藻で、日本沿岸では冬から春にかけて、潮下帯の岩礁などに生息しています。ホンダワラなどの褐藻類に着生することから藻(も)に着くという意味で「モズク」の名がついたそうです。本来はイトモズク、ホンモズクなどとも呼ばれるモズク科の海藻ですが、岩に直接付着するナガマツモ科に属するオキナワモズク(フトモズク)やイシモズクなどもモズクとして扱われ、養殖も盛んにおこなわれており、食用として流通するものの9割以上がこちらの方となっています。
 日本では古くから全国各地で食用とされており、沖縄では三杯酢で食べられていたことから、酢のりという意味から「スヌイ」とも呼ばれています。今では不足しがちな食物繊維やミネラル成分を多く含む健康食品として使用されることも多くなっています。また、そのほとんどが沖縄で生産されているため、沖縄料理としてもよく使用されています。
 今日の給食では、鶏肉、もやし、えのきたけ、オクラとともにすまし仕立ての汁物にしています。もずくとオクラのとろみでとろりとした風合いに仕上がります。

本日の献立/6月15日(火)

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献立名 ・豚肉のごまみそ焼き
    ・すまし汁
    ・海苔の佃煮
    ・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 728kcal、たんぱく質 32.0g、脂質 17.0g

☆佃煮(つくだに)☆
 佃煮は、日本の代表的な保存食品で、おもに小型の魚介類、海藻類を原材料として、砂糖、みりん、しょうゆなどを加えて煮詰めたものです。原料に含まれる水分と調味液が入れ替わることで、細菌などの繁殖が抑えられ、長期保存が可能になります。東京の佃島が有名であるため、その土地のものと思われがちですが、もともとは大阪が発祥の地とされています。
 天正10年6月2日(1582年6月21日)、「本能寺の変」を知った徳川家康は、わずかな手勢とともに大阪の堺にいましたが、自分たちにも危険が及ぶことを察知し、すぐに岡崎(現在の愛知県岡崎市)に帰ろうとしました。しかし、京都は明智勢、奈良街道は筒井勢に押えられ、陸路はふさがれた状態だったため、海路脱出を図り、神崎川を渡ろうとしましたが、船がなく、足どめを食らいました。そこで側近として仕えていた伊賀忍者の服部半蔵は機転を利かせ、近くにある佃村(現在の西淀川区佃)の庄屋・森孫右衛門をはじめとする漁師たちに応援を求めたところ、漁師たちは快く引き受け、家康たちを紀伊半島へと送り届けてくれました。さらに、家康たちは、帰るまでの道中食として保存のきく、小魚を味つけして煮詰めたものを漁師たちからもらいうけました。無事帰り着いた家康は、その後、天下を治めましたが、佃村の漁師たちへの信頼は言うまでもなく、森孫右衛門と漁師たちを御肴役(おさかなやく)として呼び寄せました。そして、三代将軍家光のとき、漁師たちに生活の地を与え、そこが江戸佃島と呼ばれるようになりました。漁師たちは、獲った魚を江戸幕府に献上しながら、江戸市民に売るとともに、雑魚の醤油炊きをつくりはじめました。これが、諸国の大名や庶民にも広まり、「佃煮」として全国に広まりました。
 このようなことから、佃煮は、本能寺の変がもたらした食品といえるかもしれません。
 今日の給食では、かつお節、しいたけ、きざみのりをしょうゆ、みりん、砂糖、だし汁で煮詰めて佃煮にしています。
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