本日の献立/3月22日(火)・金平ごぼう ・みそ汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 745kcal、たんぱく質 35.6g、脂質 20.5g ☆金平(きんぴら)ごぼう☆ 金平は、せん切りした材料を油で炒め、砂糖、しょうゆなどで味付けした料理です。 この「金平」というのは、金太郎で知られる「坂田金時(さかたのきんとき)」の息子とされる「坂田金平(さかたのきんぴら)」の名前が由来となっています。坂田金平は、江戸時代初期に流行した「金平浄瑠璃(きんぴらじょうるり)」などによって、色黒で丈夫な体をもち、強く勇敢な人物として伝えられていました。また、ゴボウなどの灰汁(あく)の強い野菜は、体を丈夫にすると考えられていたため、ごぼうを使用したこの料理の名前として当てられたと考えられています。 今日の給食では、豚肉、にんじんとともに、砂糖、しょうゆで味付けして炒めています。 本日の献立/3月18日(金)・きゅうりのナムル風 ・鶏肉と春雨のスープ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 692kcal、たんぱく質 29.1g、脂質 16.8g ☆豚肉☆ 豚は、イノシシを祖先とする動物で、世界各地に生息した野生のイノシシのうち、ヨーロッパと東南アジアに生息していたものが、それぞれの祖先となり、肉や脂肪の供給源として改良され、飼育されてきました。 日本では、昭和30年ごろまでは、牛肉の3分の1程度の生産量でしたが、食肉の消費が増加する中、繁殖や資料の効率が良いことから、現在では、生産量、消費量ともに牛肉のおよそ2倍となりました。 栄養面では、牛肉と比べてビタミンB1を多く含むのが特徴で、とくにヒレの部分では牛肉の10倍以上となり、同じ豚肉のロース赤肉と比べても1.6倍以上となります。 今日の給食では、大根とともに、にんにく、砂糖、しょうゆ、コチジャンで味つけしました。 本日の献立/3月17日(木)・押麦と野菜のスープ煮 ・デコポン ・コッペパン、バター、牛乳 栄養価 エネルギー 810kcal、たんぱく質 33.4g、脂質 26.6g ☆デコポン☆ デコポンは、1972年に長崎県の果樹研究所で、清美オレンジとポンカンを交配し育成された品種です。当時は、凸(でこ)が出やすく、皮の表面も粗いので、見た目が悪いという理由から、出回ることはありませんでした。しかしその後、熊本県宇土群不知火町に伝わり、「不知火(しらぬい)」の名で栽培が広まり、1990年ごろに、その味のよさが認められ、広く普及することになりました。そして1993年に「デコポン」の名が熊本県果実農業協同組合連合会の登録商標となり、不知火の中で、糖度が13度以上、クエン酸1.0以下などの基準を満たしたもののブランド名となり、最近では人気のある品種の一つとなっています。 暖かい地方での生産が多く、主産地はやはり熊本県ですが、愛媛、和歌山、佐賀などでも多く栽培されています。 ユニークな特徴となっている「デコ」ができるには気温が関係しており、昼と夜の気温の差が大きいほどデコができやすくなるそうです。デコの出ないものもありますが、味に影響する者ではありません。4月ごろに小さくて白いかわいい花が咲き、12月〜2月にかけて収穫され、貯蔵して酸味をぬいた後2〜4月ごろに出荷されます。 皮の表面は粗いですが、むきやすく、じょうのう膜は薄くて食べやすく、甘味も強くておいしいです。 今日の給食では、佐賀県産のデコポンを使用しています。 本日の献立/3月16日(水)・菜の花のおひたし(かつおぶし) ・さつま芋のみそ汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 751kcal、たんぱく質 33.2g、脂質 18.3g ☆菜の花(なのはな)☆ 「菜の花」というと、地中海沿岸や中央アジア、北ヨーロッパなどを原産とするアブラナ科植物全般の花を言います。アブラナは古くから主に種子から灯油や食用油をとるために栽培されるほか、食用、観賞用としても栽培されていました。明治時代になり油を製造するための栽培が盛んになり、「菜種(なたね)」としての栽培が広がりましたが、一部の地方では、食用とする品種を「菜花(なばな)」、観賞用とする品種を「花菜(はなな)」として栽培が続けられました。 食用のものは、花が咲く前の蕾(つぼみ)がついた花茎と葉の部分を食べるもので、春を告げる緑黄色野菜として親しまれています。すこし苦味がありますが、ゆでることで抑えられ、おひたしや漬物、汁ものとして利用されます。栄養価はたいへん高く、カルシウムや鉄などのミネラル成分、ビタミンCなどが豊富に含まれています。 今日の給食では白菜と合わせて、だし汁と砂糖、しょうゆを合わせた調味料で味つけし、かつお節をかけて食べるようにしています。 本日の献立/3月15日(火)・ビーンズサラダ ・アーモンドフィッシュ ・牛乳 栄養価 エネルギー 747kcal、たんぱく質 29.3g、脂質 17.1g ☆アーモンドフィッシュ☆ アーモンドフィッシュは、アーモンドと乾燥させて味付けしたカタクチイワシの幼魚を合わせた食品です。何となく馴染みのある組み合わせとなっていますが、1980年ごろから学校給食を中心として利用され、広まっていったようです。 アーモンドは、西アジア原産とされるバラ科植物の果実内にある種子で、様々な効果が期待される不飽和脂肪酸や、カルシウム、鉄などのミネラルのほかビタミンE、B2、ナイアシンなどのビタミン類がおおくふくまれています。また、小魚としてのカタクチイワシは、骨ごと食べることができるため、カルシウムや鉄が多く含まれるほかビタミンB2・B6・Dなどのビタミン類も多く含まれています。 どちらも不足しがちな栄養素を多く含む食品であるため、学校給食では利用価値の高い食品となっています。さらにこの二つを合わせた時の食感や風味の良さも人気の理由だと思います。 |