本日の献立/11月29日(火)・中華みそスープ ・りんご ・コッペパン、マーマレード、牛乳 栄養価 エネルギー 734kcal、たんぱく質 37.7g、脂質 22.0g ☆りんご(林檎)☆ りんごの起源はおよそ8000年前と考えられており、人類が食した最古の果物といわれています。西アジアからヨーロッパへと広がり、ヨーロッパでは4000年以上も前から栽培とともに、品種改良も行われてきました。現在、地球上では2000種以上もの品種が栽培されています。日本へは中国から伝わったとされ、平安時代の書物である「倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう/931〜938)」に「利宇古宇(りうこう、りんごう)」との記述があるそうで、これがなまって「りんご」と呼ばれるようになったと考えられています。栽培が始まったのは明治4〜5年ごろからで、気温の低い土地が適しているため、東北地方が主産地となりました。収穫は8〜11月ごろにおこなわれ、貯蔵性が高いため、次の年の収穫時期まで一年中出回ります。 今日の給食では、岩手県産の「サンジョナゴールド」という品種の林檎を提供しています。ジョナゴールドは、ゴールデンデリシャスと紅玉の交配種で、コクのあるさわやかな酸味が特徴となっています。品種名の前に「サン」が付くのは、栽培時に袋をかけずに、太陽の光を浴びて育てた品種です。りんごは、病害虫に弱いことから、一つずつ袋をかけて育てることが多いですが、着色や貯蔵性などを向上させ、また労力の軽減にもつながることから、袋をかけない栽培法がすすめられているそうです。 本日の献立/11月28日(月)・金平ごぼう ・なめこのみそ汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 698kcal、たんぱく質 33.0g、脂質 15.1g ☆なめこ☆ なめこは、日本や台湾などに自生するエモギタケ科のきのこで、ブナやナラなどの枯れ木や切り株などに生えます。湿度が高いと表面からぬめり成分を分泌することが、この名の由来と考えられ、「ヌメリタケ」「ナメタケ」と呼ばれることもあります。9〜11月ごろに日本全国で発生が見られ、秋の味覚として古くから親しまれています。 比較的に栽培しやすく、原木栽培やビンで栽培する菌床栽培があります。現在では、短期間で収穫できる菌床栽培がほとんどを占め、年間を通して市場に出回ります。秋にはまれに天然物が出回ることもあるようです。 今日の給食では、みそ汁に使用しています。 本日の献立/11月21日(月)・焼きとうもろこし ・固形チーズ ・黒糖パン(1/2)、牛乳 栄養価 エネルギー 674kcal、たんぱく質 29.2g、脂質 23.0g ☆給食で使用するきのこ☆ 日本の気候は温暖で雨量も多く、きのこの生育に適しており、4000〜5000種類のきのこが存在していると考えられています。そのうち食用になると確認されているものは約100種類で、毒きのことして確認されているものは約200種類です。食用きのこで市場に出回るものは約20種類となっており、マツタケを除くとそのほとんどが人工栽培されています。 きのこは、それぞれ独特の香りや味、食感があり、色々な料理の引き立て役となっています。給食では、現在のところ、しいたけ、えのきたけ、しめじ、なめこ、まいたけ、エリンギ、マッシュルームの7種類を使用しています。今日は、スパゲッティの具として、しいたけとしめじを使用しています。 最近では、きのこ狩りを楽しむ方も増えていますが、食用になることが確認されているものは、国内全種類の中で2%程度の割合でしかありません。毎年、個人で採集したきのこにより、多くの方が食中毒を発症しており、死亡例もあります。市販されているものは問題ありませんが、個人で採集したものについては十分注意をしてください。 本日の献立/11月18日(金)・豚肉と野菜の炒めもの ・イワシのつみれ汁 ・かぼちゃういろう ・牛乳 栄養価 エネルギー 769kcal、たんぱく質 30.2g、脂質 16.6g ☆ういろう(外郎)☆ ういろうの発祥については、いくつかの説がありよくわかっていませんが、室町時代の終わりごろには存在したのではないかと推測されます。全国各地で、和菓子としてつくられており、神奈川(小田原)、愛知(名古屋)、三重、京都、山口などのものが有名で、米粉のほか小麦粉やわらび粉などを原料としています。 今日の給食では、かぼちゃのペーストに上新粉、砂糖、水を混ぜ合わせて、スチームコンベクションオーブンで蒸して、手作りのういろうとして提供しています。 本日の献立/11月17日(木)・舞茸とキャベツの炒めもの ・和風カレー汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 735kcal、たんぱく質 30.7g、脂質 23.0g ☆ししゃも(柳葉魚)/カペリン(樺太ししゃも)☆ ししゃもは、北海道の太平洋岸にのみ生息する魚で、キュウリウオ科では唯一産卵時に川を上る種類です。しかし、今では生息数の減少により漁獲量も激減しているため、代用として同じキュウリウオ科のカペリンという魚を利用し「ししゃも」の名で流通しています。これに対し、本来のししゃもは「本ししゃも」などの名でわずかながら流通しています。 カペリンは、ノルウェーやアイスランド、カナダなどに生息する回遊魚で、ししゃもにもよく似ており、樺太ししゃもとも呼ばれています。ほとんどが生干しに加工され、味もよくおいしいです。ただ、ししゃもの場合は、オス、メスともに利用されますが、カペリンの場合、日本では卵を持ったメスが好まれるため、オスの個体は残念ながらそのまま食品として市場に出回ることはありません。 栄養の面では、どちらもビタミンEやB2などが多く含まれ、また骨ごと食べることができるので、カルシウムの補給源ともなります。 今日の給食では、料理酒、みりん、綿実油で下味をつけて、ふっくらと蒸し焼きにしています。 |
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