本日の献立/3月1日(水)・白菜のゆず風味 ・とら豆の煮もの ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 722kcal、たんぱく質 27.9g、脂質 17.2g ☆とら豆(虎豆)☆ とら豆は、インゲン豆の一種で、濃い黄褐色と薄茶色の模様があり、トラの模様に色合いが似ていることからこの名で呼ばれるようになりました。主な産地は、北海道です。 他のインゲン豆と同じように炭水化物やたんぱく質、鉄、カルシウムなどのほか、ビタミンB群や食物繊維なども多く含んでいます。 今日の給食では北海道産のとら豆を砂糖、塩、うす口しょうゆで味付けした煮ものにしています。 本日の献立/2月28日(火)・小松菜のごまあえ ・すまし汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 681kcal、たんぱく質 26.4g、脂質 18.8g ☆はくさい(白菜)☆ ハクサイは、アブラナ科の仲間の野菜で、ダイコンやキャベツとともに、日本では主要な野菜の一つとなっています。英語名で“chinese cabbage”といわれるように、中国が原産です。日本でもかなり古くから使用されていたように思われがちですが、その歴史は意外と新しく、初めて伝わったのは明治8年(1875年)で、大正時代になって全国に普及したようです。伝わった当初は、採種(種をとること)が困難ということで、あまり普及しませんでしたが、日清戦争(1894〜1895)や日露戦争(1904〜1905)においての日本兵たちが旧満州・朝鮮などから大きく結球したハクサイの種を持ち帰ったことが、全国に広まるきっかけになったといわれます。今では、年中出荷され、とくに冬場は旬の野菜として、鍋料理や煮もの、汁もの、炒めもの、あえもの、漬物などさまざまな料理に欠かせない野菜となっています。 栄養面では、ビタミンCを多く含むほか、カルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄、食物繊維など、いろいろな栄養素をほどよく含んでいます。 今日の給食では、すまし汁の具として使用しています。 本日の献立/2月27日(月)・カレーソテー ・焼きプリン ・コッペパン、ブルーベリージャム、牛乳 栄養価 エネルギー 795kcal、たんぱく質 35.0g、脂質 28.9g ☆プリン☆ 日本でプリンというと、一般的には鶏卵、牛乳、砂糖などを材料としてつくられる甘い洋菓子を示します。これは、「プディング」という料理がもとになっており、正式には「カスタードプディング」となります。プディング(pudding)は、イギリスの料理で小麦粉、卵、肉、牛乳、果物などの材料を混ぜ合わせて、砂糖、塩、香辛料などで味付けし、蒸したり焼いたりして固めた料理です。その発祥は大航海時代最中の16世紀のことで、食料補給が困難な船の中で、食材料を無駄にしないために考案されたようです。カスタードプディングについては、18〜19世紀のフランスと考えられ、フランス語ではクレーム・ランヴェルセ(Crème renverse)と呼ばれるそうです。ランヴェルセは、ひっくり返すというような意味で、出来上がったものを皿にひっくり返して盛り付けるところから名づけられたようです。 日本に伝わったのは、江戸時代後半から明治時代初期と言われ、1872年の書物では「ポッディング」の名で紹介されていたものが、いつの間にか「プリン」と呼ばれるようになったようです。 今日の給食では、製品やインスタントではなく、給食室の中で鶏卵、牛乳、クリーム、砂糖だけを原材料として蒸し焼きにし、手づくりの「焼きプリン」にしています。もちろんカラメルソースも砂糖でつくった手作りです。 本日の献立/2月24日(金)・もやしとささみの炒めもの ・きゅうりのゆず風味 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 728kcal、たんぱく質 32.8g、脂質 20.9g ☆すき焼き煮☆ 「すき焼き」は、日本国内ではたいへん普及した肉料理の一つで、以前は各家庭の特別な日に、家族で食卓を囲む料理として振舞われていたように思います。また、欧米諸国でも人気の日本の料理となり、1963年に坂本九さんの歌う「上を向いて歩こう」を歌詞とは全く関係ありませんが、「Sukiyaki」としてリリースされました。 すき焼きの発祥は、江戸時代のころで、農作業の合間におなかがすくと、現在のシャベルのような「鋤(すき)」という道具の金属部分を鉄板代わりにして、肉や魚、豆腐などを焼いて食べていたことが由来となりこの名がついたようです。今でも鉄の鍋を使用することが多いのは、その名残かもしれません。また、動物の肉を食べることが禁じられていた時にも、イノシシやシカの肉などをこっそり食べていたようです。明治時代になってこれが料理として発展し、牛肉を使用することが主流となり専門店もできるようになりました。 地方によって使用材料に違いがありますが、一般的には、薄切りの牛肉、焼き豆腐、糸こんにゃく、麩(ふ)、白菜などを使用して、砂糖としょうゆで味付けするのが基本のようです。給食では大量に調理することから、煮込み料理のようになるため、煮をつけて「すき焼き煮」としています。 本日の献立/2月22日(水)・まる天と野菜のうま煮 ・もやしのピリ辛あえ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 729kcal、たんぱく質 31.3g、脂質 16.4g ☆鯨(くじら)☆ 鯨は、海に住む哺乳類で、1mくらいから30mくらいになるものまでいます。古くから食用として利用され、ノルウェーでは4千年以上前の壁画に描かれているそうで、日本でも縄文時代の遺跡からその骨などが見つかっています。仏教の影響で肉食が禁じられていた時代も魚としてみなされていたことから、日本人にとっては重要な栄養源でした。また「捨てるところがない」と言われるほど、肉や内臓だけでなく、皮や尾びれまでが食用となり、骨は細工用などとして利用されていました。 鯨の肉には、たんぱく質が多く含まれているのはもちろんのこと、不足しがちな鉄分は、吸収されやすい形で豊富に含まれているのが特徴です。 今日の給食では、鯨肉をから揚げにして、ケチャップ、みそ、砂糖を合わせたソースをからめ、オーロラ煮にしています。このオーロラ煮は、およそ60年前、大阪市の学校給食で考案された料理です。 |
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