本日の献立/3月5日(火)・ケチャップ煮 ・ツナとキャベツのバジルソテー ・黒糖パン、牛乳 栄養価 エネルギー 882kcal、たんぱく質 35.0g、脂質 31.8g ☆バジル☆ バジルは、シソ(紫蘇)の仲間の植物で、熱帯アジアが原産とされるハーブです。イタリア料理のソース類、サラダ、シチュー、スープなどによく使われており、生または乾燥させた葉や、これを砕いたものが利用されます。イタリア語では「バジリコ(Basilico)」、英語では「スイートバジル(Sweet basil)」と呼ばれています。 日本へは中国を経由して江戸時代に伝わったそうですが、当初は種子を漢方薬として輸入していたようです。バジルの種子は水につけると膨張し、ゼリー状の粘液でおおわれ、これが目の汚れを除く目薬となっていたため、日本では「目箒(めぼうき)」とも呼ばれています。 今日の給食では、ツナとキャベツをオリーブ油で炒め、塩、こしょう、しょうゆの味付けに、さらにバジルを加えて風味付けしています。 ※食育つうしん(2024年3月)を配布文書のコーナーに掲載しました。 こちらからどうぞ⇒「食育つうしん(2024年3月)」 本日の献立/3月4日(月)・関東煮 ・きゅうりの梅風味 ・とら豆の煮もの ・牛乳 栄養価 エネルギー 749kcal、たんぱく質 32.3g、脂質 16.7g ☆とら豆(虎豆)☆ とら豆は、インゲン豆の一種で、濃い黄褐色と薄茶色の模様があり、トラの模様に色合いが似ていることからこの名で呼ばれるようになりました。主な産地は、北海道です。 他のインゲン豆と同じように炭水化物やたんぱく質、鉄、カルシウムなどのほか、ビタミンB群や食物繊維なども多く含んでいます。 今日の給食では北海道産のとら豆を砂糖、塩、うす口しょうゆで味付けした煮ものにしています。 本日の献立/3月1日(金)・ウインナーとてぼ豆のスープ ・デコポン ・おさつパン、牛乳 栄養価 エネルギー 743kcal、たんぱく質 36.1g、脂質 20.1g ☆パセリ☆ パセリはセリ科の野菜で、日本名では「オランダぜり(和蘭芹)」と呼んでいます。原産地は、南イタリアおよびアルジェリアといわれ、古代ローマ時代から使用されていたようです。日本へは、18世紀の終わりごろにオランダから長崎に持ち込まれ、栽培が始まりました。本格的な栽培が始まったのは明治時代以降で、今では全国的に栽培がおこなわれています。旬は1〜2月ごろですが、ハウス栽培などにより年中出回っています。 栄養価は、他の野菜と比べてビタミン類、ミネラル類いずれも非常に高く、緑黄色野菜として分類されています。ただ、香りがたいへん強く、ハーブとして使用されることがほとんどなので、一回の使用量が少ないことが多く、その栄養価を活かされにくくなっています。また、日本では、飾りとしてのイメージが強いためか、料理に添えられていた場合などは、食べずに残されることも多く、たいへん残念に思います。 今日の給食では、みじん切りにして、スープの香りづけとして使用しています。 本日の献立/2月29日(木)・三度豆のごまあえ ・いちご ・焼きのり ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 725kcal、たんぱく質 31.1g、脂質 20.6g ☆すき焼き煮☆ 「すき焼き」は、日本国内ではたいへん普及した肉料理の一つで、各家庭の特別な日に、家族で食卓を囲む料理として親しまれてきました。また、欧米諸国でも人気の高い日本の料理となり、1963年に坂本九さんの歌う「上を向いて歩こう」を歌詞とは全く関係ありませんが、「Sukiyaki」としてリリースされました。 すき焼きの発祥は、江戸時代のころで、農作業の合間におなかがすくと、現在のシャベルのような「鋤(すき)」という道具の金属部分を鉄板代わりにして、肉や魚、豆腐などを焼いて食べていたことが由来となりこの名がついたようです。今でも鉄の鍋を使用することが多いのは、その名残かもしれません。また、動物の肉を食べることが禁じられていた時にも、イノシシやシカの肉などをこっそり食べていたようです。明治時代になってこれが料理として発展し、牛肉を使用することが主流となり専門店もできるようになりました。 地方によって使用材料に違いがありますが、一般的には、薄切りの牛肉、焼き豆腐、糸こんにゃく、麩(ふ)、白菜などを使用して、砂糖としょうゆで味付けするのが基本のようです。給食では大量に調理することから、煮込み料理のようになるため、煮をつけて「すき焼き煮」としています。 本日の献立/2月28日(水)・ほうれん草のおひたし ・うすくず汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 685kcal、たんぱく質 25.2g、脂質 18.3g ☆たらのフライ☆ 一般的に「タラ(鱈)」というと「マダラ(真鱈)」を示すことが多いですが、今日のフライには「スケトウダラ(介党鱈)」を使用しています。体長は70cmくらいになり、マダラよりも細身の体型をしています。太平洋北部に広く生息しており、日本海北部、北海道などが主な産地となっています。 肉は味にくせのない白身で、フライやムニエルなどにも利用されますが、多くはかまぼこなどの練り製品の主原料となるほか、棒鱈などの乾物にも利用されます。また、卵巣は塩漬けにして「たらこ」、さらに唐辛子を加えた「明太子」の原料となり、比較的珍重された扱いになります。ちなみにマダラの卵巣については、「まこ(真子)」と呼ばれ、たらことは分けて扱われています。 |
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