本日の献立/5月17日(金)・ベーコンと三度豆のソテー ・キャベツのバジル風味サラダ ・コッペパン、バター、牛乳 栄養価 エネルギー 755kcal、たんぱく質 34.0g、脂質 27.1g ☆バター(牛酪)☆ バターの歴史は古く、紀元前3500年ごろのメソポタミアの石板にバターらしきものを作る人の姿が描かれているほか、聖書にも多くの記述がみられるそうです。日本では牛乳を煮詰めてつくった「蘇(そ)」というものが8世紀ごろに伝わり、これがバターやチーズに近いものだったとされています。その後、徳川吉宗(1684〜1751年)が、「ぼうとろ」や「白牛酪(はくぎゅうらく)」の名でわずかに生産していたようです。本格的に製造されるようになったのは、明治時代になってからで、福沢諭吉が1870(明治3)年に刊行した「肉食之説」にもバターのことを「消化を助ける妙品なり」として紹介しています。そして、1872(明治5)年に東京の麻生の農場で試験生産されたのち、1885(明治18)年ごろから工場での生産が始まりました。 成分のほとんどは、脂肪となっていますが、ビタミンAも多く含まれています。特有の香りが好まれ、様々な料理や菓子類、加工食品の材料として使用されています。 今日の給食では、キューブ型のバターをコッペパンに添えています。 本日の献立/5月16日(木)・若竹煮 ・みそ汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 755kcal、たんぱく質 28.1g、脂質 21.4g ☆若竹煮☆ 「若竹煮」は春が旬の新わかめと新たけのこを組み合わせた煮もので「若布(わかめ)」の「若」と「竹の子」の「竹」を組み合わせてこの名がついたようです。 この二つの食材は、「春の出会いもの」と呼ばれ、相性の良い組み合わせとして、日本料理では古くからよく利用されています。このほかにも「若竹汁」、「若竹焼き」、「若竹椀」、「若竹蒸し」、「若竹揚げ」など様々な料理法でこの二つを組み合わせた料理があります。 本日の献立/5月15日(水)・きゅうりのピリ辛あえ ・中華スープ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 736kcal、たんぱく質 27.2g、脂質 24.6g ☆回鍋肉(ホイコウロー)☆ 回鍋肉は、中国の四川料理の1つです。四川省では古くから伝わるお祭りで、土地の神にゆでた豚肉のかたまりをお供えし、お祭り後にその肉を食べていたそうです。しかし、冷めたままの肉ではおいしくないことから、薄切りにして唐辛子や野菜とともに炒めるなど、もう一度調理して食べるようになったのが起源といわれています。 料理名の「回鍋(ホイコウ)」は、調理した食材を再度鍋に戻して調理することを意味し、「肉(ロー)」は豚肉をあらわしています。一般的にこの料理を調理する場合は、豚肉や野菜をそれぞれ炒め、またはゆでた後いったん鍋からおろし、にんにく、しょうがなどの香味野菜を炒めて香りを出したところに肉と野菜をもどし、タレを加えてさっと混ぜ合わせます。 今日の給食では、豚バラ肉をゆでておき、白ねぎ、しょうが、にんにくを炒めて香りを出し、ゆでた豚肉とキャベツ、ピーマンを炒めてテンメンジャン、砂糖、塩、しょうゆを合わせたタレで味つけしています。 本日の献立/5月14日(火)・焼きツナキャベツ ・スープ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 787kcal、たんぱく質 33.6g、脂質 28.7g ☆ウインナーソーセージ☆ ソーセージは、食肉の保存法として開発された食品で、その歴史は古く、メソポタミア文明においてソーセージが作られていたことを示す記録が古代ギリシャの文献に残されているそうです。その後、ヨーロッパ各地で、ハム、ベーコンを作った残りの豚肉やその他の畜肉を細切りにし、食塩、香辛料などと練り合わせ、動物の腸などに詰め、塩漬け、乾燥、燻煙、加熱などの加工法を組み合わせ、多くの種類がつくられてきました。「ウインナーソーセージ」もその一つで、オーストリアのウィーンに由来するものです。 日本へは明治維新以降、色々なソーセージの製造法が伝わり、現在はJASで規格が定められ、「ウインナーソーセージ」は、緬羊(めんよう)の小腸または人工のケーシングを使用して材料を詰め、直径20mm未満で、燻煙または湯煮(ゆに)したものとされています。このとき、直径が太くなり20〜36mmになると「フランクフルトソーセージ」に、また、36mm以上で牛の小腸などを使ったものは、「ボロニアソーセージ」と呼ばれるようになります。 今日の給食では、ゆでたウインナーソーセージに、砂糖、ケチャップ、とんかつソース、ウスターソースを合わせて煮、でんぷんでとろみをつけたソースをかけています。 本日の献立/5月13日(月)・焼きじゃが ・もずくのスープ ・牛乳 栄養価 エネルギー 735kcal、たんぱく質 30.3g、脂質 18.8g ☆もずく(水雲、海蘊、藻付、海雲)☆ もずくは、熱帯から温帯にかけての浅い海に分布する糸状の海藻で、日本沿岸では、冬から春にかけて潮下帯の岩礁などに生息しています。ホンダワラなどの褐藻類に着生することから藻(も)に付くという意味で「モヅク→モズク」の名がついたようです。もともとはイトモズク、ホンモズクなどのモズク科の海藻ですが、岩に直接付着するナガマツモ科に属するオキナワモズク(フトモズク)やイシモズクなどもモズクとして扱われ、養殖が盛んに行われており、食用として流通するもののほとんどがこちらの方となっており、沖縄料理としてもよく使用されています。 日本では、古くから全国各地で食用とされ、今では、不足しがちな食物繊維やミネラル成分を多く含む健康的な食品としても注目されています。 今日の給食では、沖縄産のもずくを使用し、ささ身、にんじん、白ねぎ、えのきたけとともに、チキンブイヨン、塩、うす口しょうゆで味付けしたスープとして提供しています。 |
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