チューリップが咲いていますいよいよ入学してくる新1年生を待っているようです。 校内は新年度の準備で大わらわです。 無事終了…後片付けも終え、教職員一同、ほっとしています。 式で使った花を生けてくださったので、校長室に置いてもらいました。 卒業式が近づいて…同時に学校では卒業式がやってくる季節。 本校では今週末に中学校の、来週には小学校の卒業式が予定されています。6年生、9年生も卒業式の練習をしています。 春はもうすぐそこまで来ています。 写真は、卒業お祝いの掲示板。 2月29日の全校朝会おはようございます。(とても元気なおはようございますが返ってきました。) 今日の日付は?(2月29日と答えてくれました。) そうですね。2月29日は4年に一度しかないそうですが、そんな話聞いてますか?(うるう年という声もちらほら) (ここから電子黒板を使って) みなさんも知っているように1年は365日なんだけれども、何でそうなっているのかというと、地球が太陽の周りをちょうど一周するのが365日。がんばってはかった人がいて、正確に言うと365.2422日、小数点が付いていて難しいですね。365日と5時間48分45秒チョイだそうです。 そう、少し半端が付いています。これを放っておくと、少しずつ積み重なって、気がついたら2月なのに暑いとか、8月なのに寒いとかカレンダーと季節がずれてしまう事になります。困りますね。 そこで、賢い人が考えました。小数点以下の部分を4年分集めると、0.9688日、およそ23時間15分ぐらいになる。4年に一度1日足せば良いと。西暦で下二桁、今年なら2016年だから16ですが、これが4で割れる年をうるう年としました。 なので、今年はうるう年で、2月29日があります。 でも、それだけだと4年ごとに少し多くなるので、これも積み重なると困るので、更に解決方法を考えました。100年に一度、西暦で下二桁が00の年はうるう年にしない。1800年とか1900年とかはこのルールに従うと、うるう年ではありません。 さらに、400年に一度、西暦が400で割れる年はうるう年にする、というルールを使えば、およそ3300年に1日のずれで済むという正確さに調整することができるので、今はその方法を使っています。すごいですね。 ちなみに、今度うるう年にならないのは西暦2100年、この中にはそのときまで生きている人もいるんでしょうね。 今日はうるう年のお話でした。 2月22日の全校集会そのあとの校長の話。 この数式は何を表しているでしょうか?(写真上の数式) とても難しいですね。突然これを見せられても僕にもわかりません。 これをグラフにすると、きれいなハート型が現れます。でも、今ならネットでウルフラムアルファと検索して、そのページでこの数式を入力すれば、グラフを描いてくれるようです。ウルフラムアルファというのは数学専門の検索エンジンです。ただ、英語なのでちょっと難しいかな? さて、数学が苦手な人は多いと思いますが、これからの時代、道具としての数学を使いこなせれば怖いものなし、とも言われています。 たとえば、○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ の数を数えるにはどうすれば良いですか? (「縦×横で求められます」と理想的な回答をくれました。さすが中学生。) そう、かけ算というツールを使って、瞬時に正答を得ることができます。このツールを知らなければ、1から数えることになります。すばらしいツールですね。つまり、数学はツールなんです。世の中のいろいろなことを調べるツールとして、今、とても重要視されています。 現にみなさんも知っている、グーグルは検索のための数式を編み出して、今や59兆円以上の資産を持つ企業に成長したわけです。その根本は数式だったのです。 では、これはどうですか? 1、1、2、3、5、8の次には何が来るでしょうか? いきなり言われても難しいでしょうか? 13が来ます。前の二つを足した数が次の数になります。これはフィボナッチ数列として有名なもので、しかも自然とも密接な関係があります。 この数列の数値を一辺とした正方形を並べていって、その半径の円を繋げて書いていくと、きれいな巻き貝のような線が出てきます。これ見たことないですか? 夏、学校のプールで泳いだとき見ませんでしたか? 小学校の校舎の東面にこの図形が描かれています。(写真下) この集会の帰り道に見てみてください。また、この図形に出てくる長方形は非常にバランスの良い長方形で、黄金比としても有名です。黄金比、気になりませんか? 身の回りにはまだまだたくさんの数学が隠れています。探してみてください。 |