大阪教育大学連合教職大学院・大阪市教員養成協働研究講座 「令和4年度 大阪市海外派遣研修」報告会及び「エビデンスベースの学校改革」プレ研修 第3回

画像1 画像1 画像2 画像2
1 日時
・令和5年2月18日(土曜日)14時から17時

2 場所
・大阪教育大学 天王寺キャンパス 西館ホール及びオンライン(Zoom)開催

3 ねらい
・大阪市の教育の現状や特性を踏まえ、海外の学校改革における優れた取り組み事例を省察的に学び、現職教員等が所属する学校現場や地域における教育課題に対する改革案を構想し、それを組織的に、また持続的に取り組むことができる資質・能力を高める。【海外派遣研修】
・学力格差、生徒指導上の問題といった大阪市の学校現場が抱える課題に対応可能な学校組織の構築を支援するため、最新の研究知見・先進事例を紹介し、それらを参考とした既存の取り組みの強化と具体的な行動計画作成、学校改革推進に役立つデータ分析等について講義・演習を行い、今後の学校全体での取り組みに生かせるようにする。【プレ研修】

4 内容
・オープニング
・ポジティブ行動支援(PBS)について
・アメリカ オレゴン州スプリングフィールドの各学校や自治体での PBS の取組について
【 小学校 】Maple Elementary School
Mt. Vernon Elementary School
【 中学校 】Thurston Middle School
【高等学校】Springfield High School
【教育委員会、オレゴン大学】
・ クロージング
・ まとめ

〈報告者〉
・第4回「大阪市海外派遣研修」参加 大阪市教員10名
・連合教職大学院自由選択科目「海外の学校改革に学ぶ」履修 院生4名

〈指導教員〉
・大阪教育大学 高度教職開発系 庭山 和貴 准教授
・大阪教育大学 高度教職開発系 岡田 和子 特任教授
・大阪教育大学 高度教職開発系 王 林鋒 特任准教授

本研修は、大阪市と大阪教育大学の協働研究講座の取り組みの1つである「エビデンスベースの学校改革」研修プログラムの「プレ研修」3回目である。同時に「令和4年度 海外派遣研修」報告会にも該当し、当日はハイブリットの形態で実施した。集合で54名、オンラインで88名の受講があった。
大阪教育大学の指導教員によるポジティブ行動支援(PBS)や学業支援(RTI)についての講義や、報告者による現地での研修内容を各校種・訪問先ごとにまとめた発表があった。PBSやRTIがスプリングフィールド地区で組織的な活動として実施されている背景として、アメリカでは学校風土の改善を各州の成果指標にすることが推奨されていることや、スプリングフィールド地区の教育振興計画には個別最適な学習機会の提供について示されていることなどが報告された。また、PBSをこれから大阪で実践していくために、既存の校務分掌等を活用し、組織的にスタートしていくことなどが提案された。
最後は指導教員より、海外派遣研修をもとに所属校で自分ができることを一歩踏み出して取り組むことや、来年度に実践事例を発信することについて「ポジティブなアプローチを」と激励され、終了した。

5 受講生からの声
・多くの方に報告を聞いていただくことができ、アメリカのPBSの良さを活かした大阪のPBSの実践を進めていくよい機会となった。
・実際にお話を聞けて、今までプレ研修で受けていた講義の内容が整理されたように感じました。
・悉皆研修ではないのに、多くの方が参加されており、注目度の高さを感じました。各現場で知恵を出して、枠組みを定着させ、持続可能なものにしていきたいと思います。
・視察に行っていろいろ学んで吸収したいと思った。明日からの学校現場に生かすには各校に課題があると思うので、このPBSの学びを継続して広めてほしいと思った。
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31