第2回「エビデンスベースの学校改革」研修プログラム

画像1 画像1 画像2 画像2
1 日時
令和5年5月27日(土) 13時15分〜17時

2 場所
大阪教育大学 天王寺キャンパス 西館2階(講義室D)

3 ねらい
大阪市の学校現場が抱える課題に対応可能な学校組織の構築を支援するため、最新の研究知見・先進事例を紹介し、それらを参考とした既存の取り組みの強化と具体的な行動計画作成、学校改革推進に役立つデータ分析等について講義・演習を行う。

4 内容
初めに、前回の研修後に提出された質問への回答と、受講生が本研修に期待することを共有しました。研修への期待の高さがうかがえる内容でした。

《講義》「エビデンスに基づく教育実践:学習面」
(講師)大阪教育大学大学院 連合教職実践研究科 准教授 野田 航 
応用行動分析学をもとにした、効果的な学習指導についてお話がありました。子どもたちが学習に取り組んでいないとき、その要因が「わからないのか」「できないのか」「したくないのか」が組み合わさっていることもあることを学びました。さらに、知識の獲得ができていたとしても、流暢性が低い場合、難しい問題を解くことは厳しいという研究結果が示され、流暢性が高まる学習活動についても演習を行いました。

《講義》「学校改革のためのデータ収集・分析方法」
〈講師〉大阪教育大学大学院 連合教職実践研究科 准教授 庭山 和貴  
エビデンスとの付き合い方は、効果が実証された指導方法を取り入れてみるだけでなく、実際の教育現場でデータを取り、データに基づいた指導の改善を行うことが重要だという説明がありました。データを取るツールとして、生徒指導アプリ(ORDアプリ)や学校肯定感尺度(アンケート)などの紹介があり、データを蓄積していくことで、指導改善を図ることが可能になるということでした。実際にアプリを起動し、実演も行われました。

《演習》「学校改革案作成の具体的方法」
〈講師〉
大阪教育大学大学院 連合教職実践研究科 特任教授 岡田 和子
大阪教育大学大学院 連合教職実践研究科 教授   森田 英嗣 

ここまでの研修を受けて、在籍する学校の課題、目標、共有の仕方、評価するためのデータの収集方法などを順序立てて整理し、実施していきたい取組を各自で考えました。その後、4〜5人のグループを作り、交流を行いました。グループ内には教職大学院生と大阪市の教員がうまく入るように工夫されており、活発な意見交換が行われました。
 
5 受講について
「エビデンスベースの学校改革」研修プログラムは、平成30年度に7校のモデル校で実践を開始しました。今年度はモデル校7校、フォローアップ校(過去のモデル校)6校で実践を進めています。取組内容を広めるため、本HPで概要をお知らせするとともに、今年度も「エビデンスベースの学校改革プレ研修」の開講を予定しています。

文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
学校行事
6/27 校園長研修1
小学校国語科新任教員研修
中学校国語科新任教員研修1
中学校外国語科(英語)新任教員研修1
中学校音楽科新任教員研修1
中学校技術・家庭科(技術分野)新任教員研修1
外国語小中連携研修
6/28 校園長研修1
外国語小中連携研修
特別ICT活用研修 SKYMENU Cloud 基本研修
6/29 小学校国語科新任教員研修
中学校国語科新任教員研修1
中学校外国語科(英語)新任教員研修1
中学校技術・家庭科(家庭分野)新任教員研修1
外国語小中連携研修
6/30 外国語小中連携研修
特別ICT活用研修 SKYMENU Cloud
7/3 自校通級連続講座2@インクルーシブ教育推進室