第2回 公募校長の軌跡 (数字による分析)
- 公開日
- 2016/06/28
- 更新日
- 2016/06/28
公募校長の軌跡
平成27年4月、学校に着任して、まずしたことは、「課題分析」です。民間(専修学校の運営)で働いてきた自分にとって、まず最初にすべきことは、組織の「問題発見」です。「問題があることは問題ではない」これは、私の前職のトップから教わった言葉です。組織に問題があるのは当たり前。大切なのは、その問題が何かをしっかり「発見」すること。課題や問題があやふやで組織を前に進めても、なんの解決にもなりません。そのためには、「数字による分析」が欠かせません。数字は正直です。感情で言い訳をしても数字はいろいろなことを教えてくれます。本校のいろいろな資料を見た中で、私の目留まったのが、「児童アンケート」でした。平成26年度の児童アンケートは平成25年度に比べると概ね改善している。しかし「自分には良いところがある」という質問だけは、平成25年度71.5%から63.6%、なんと約8%もの落ち込みがありました。
学校へはなんとなく楽しくは行けている。しかし「自分に自信がない」。いわゆる、自己肯定感、自己有用感が低くなっていました。まずはここの課題1点に絞りました。