なぜ学校のおべんきょうは 必要なの? 〜 児童朝会
- 公開日
- 2023/07/03
- 更新日
- 2023/07/03
校長先生の夢ブログ
1938年の今日“7月3日”は「フォルクスワーゲン タイプ1」という車が発表された日だそうです。この車は単一モデルとしては量産最多記録を持っている車です。
なぜ成功したのか?
その理由と言われていることの中から2つ紹介します。
ひとつめは「頑丈」な車を造ったこと。悪い道や厳しい気候にも耐えうる車だったことです。ちょうど高速道路が拡大していった時期も重なり、長距離にも耐えうる頑丈さが評価されました。
ふたつめは「コミュニケーション」を大切にしたこと。アメリカの大手の車の会社に生産方法を教えてもらいにいくなど、様々な人に車の良さを説明し、交渉したり情報収集したりしました。
さあ、このふたつを実際にやってみようとすると、学校でのおべんきょうや活動がなぜ大切なのかがみえてきます。
外国も含めコミュニケーションを実践するには「国語」「外国語」が必要です。知らない人とのコミュニケーションと考えると「たてわり班」も有効かもしれませんね。歴史から学ぼうとするなら「社会」が必要。安全な設計・頑丈なものづくり・論理思考を考えると「図工」「算数」「理科」が必要です。車が消費者に受け入れられるか(=生活を豊かにできるか)という視点では「生活」「家庭」も必要です。新しいものを作る創造力という視点では「音楽」も有効です。世界中をまわる体力をつけるために「体育」も。そして、規範意識を持った経営のため「道徳」も必要ですね。
このように考えると、学校のおべんきょうは、社会に出たときに役に立ちそうな気がしてきませんか?
もちろん全部できなくても大丈夫!
校長先生もできないことがいっぱいあります。
でも大切なのは、できるかできないかではなく
『すべてのものに「学びはあるかもしれない」と意識を向ける』…
ことじゃないかなと思います。
そうすればきっと、前向きな行動が増えていくのかなと思います。
ステキな7月にしましょう!
※7月3日(月) 児童朝会 校長講話より