9月15日「一つの花」《国語》【4年】
- 公開日
- 2023/09/15
- 更新日
- 2023/09/15
わくわく豊崎
4年生は国語の時間、「一つの花」のお話の学習に入りました。
戦時中、物がなく、みんなが苦しくつらい思いをしていた時代。
乏しい食べ物を分け合って何とか生活しているうちに、
「一つだけ…」
が口癖になってしまった、ゆみ子。
そんな娘を不憫に思ったお父さんは、出征の日に持たせてもらった白いおにぎりを、全部、ゆみ子に渡します。
それでも、
「一つだけ…、一つだけ」
と、ゆみ子は泣き続けます。
そんな ゆみ子に、お父さんは道端に咲いていた一輪のコスモスをゆみ子に手渡すと、ゆみ子はきゃっきゃっと、足をばたつかせて喜びました。お父さんはそれを見て、にっこり笑うと、何も言わずに汽車に乗りました…。
作者の今西祐行さんは、この「一つの花」のほかにも、「ヒロシマのうた」など、戦争を題材にした作品が有名な児童文学作家です。
作品を通して、戦争の悲惨さ、家族の優しさ・愛情を表現されています。