難聴学級概要
- 公開日
- 2014/04/16
- 更新日
- 2014/04/16
難聴学級
1.大阪市のセンター校としての難聴学級
○大阪市に在住であればどこからでも通学可能(本校に在籍)
2.難聴学級の変遷
○1969年:大阪市立梅田東小学校に難聴学級を設置
○1988年:統合により大阪市立大阪北小学校に難聴学級が
移転
○2007年:大阪北小学校と扇町小学校の統合により
扇町小学校へ難聴学級が移転
○2013年:難聴学級を2学級に増設
3.きこえにくい子どもたちへの指導
○教科の指導
・国語、算数など個々の実態に合わせて学習
・授業では手話も活用しつつ指導をおこなう
・他の教科等は、通常の学級できこえる子どもたちと
一緒に学ぶ
○聴覚管理
・医療機関など専門機関と連携しています
○FMシステムを積極的に活用する
・全ての教室の机やイスにテニスボールをつけ騒音の
抑制にも努めている
○コミュニケーションや言語に関すること
・手話、発音、作文の指導や各種ことばのテストなど
実施している
・文章表現力を高めることを重視し学習を進めている
・きこえにくい子どもたちが集まり、話し合い活動
(意見交流)をする機会を多く設けている
○自己認識を深めるための取り組み
・聴力や補聴器の効果と限界など、きこえにくい子ども
たちが、自分自身のことを把握し、情報を得やすい
方法について具体的な体験を通して理解が深められる
ようにしている
・状況に応じて、自分にとって理解しやすい方法を選択し、
要求できるように取り組みを進めている
・他の、きこえにくい子やきこえにくい人の考えや
おもいを知り、自分なりの考えが持てるように取り組み
を進めている
(きこえにくい人が書いた本、きこえにくい人が登場する
コミック、手話に関する参考図書やDVDなど多数保有
している)
4.きこえる子どもたちへの指導
○きこえにくいことを理解するための学習計画の作成
・きこえにくい子どもたちのきこえ方や心理、社会的に
不利な状況などについて知ることができるような独自の
教材を学年ごとに作成し、取り組みを進めている
○きこえにくい子どもたちへの情報を伝える
・話す内容を書いた原稿を用意する
行事等で子どもたちが全体に話す時
校内放送で何かを伝える時 など
○手話をいろいろな機会に学ぶ
5.きこえにくい子どもたちへの情報保障
○手話通訳
・朝礼や集会などで実施
○パソコン通訳(話す内容をパソコンに取り込んでおき、
対象児の前においたモニターまたは、
講堂壁に貼ったスクリーンへ出力する)
・入学式や卒業式、学芸会や音楽会で実施
○話す内容を書いた原稿を用意する
・集会、校内放送などで実施
○通常の学級で使用するビデオに字幕を入れる
○全ての教室の机やイスにテニスボールを付け騒音を
抑制する