子ども理解研修会
- 公開日
- 2020/06/25
- 更新日
- 2020/06/25
お知らせ
6月22日(火)の放課後に、本校の児童・生徒が入所している「弘済のぞみ園・みらい園」から心理士の 植田 直輝 先生,長谷 祥香 先生をお迎えし、教職員対象の「子ども理解研修会」が催されました。
その内容はつぎのようなものでした。
(1) 弘済の児童・生徒の特長
多くの児童・生徒が保護者から「身体的虐待」「ネグレクト」「性的
虐待」「心理的虐待」の4種類の虐待を受けている。特にネグレクトが
多い。それぞれの虐待によって特徴的な様子が現れる。
虐待を受けた子どもは脳のつくりが発達障がいの脳と似てくる。虐待
で脳が委縮し、発達が遅れることもある。
(2) 特徴別の学習支援の工夫
「こだわりが強い子・文脈が読めない子」「不注意・落ち着きがない
子」「特定のことが苦手な子」「全体的に学習に遅れのある子」それぞ
れに特徴があり、それぞれ
に合った指導の工夫が必要である。
(3) 園ではそれぞれの特徴に合わせた学習支援と、社会に出るための進路
支援を行っている。
以上の講演の後、教職員から「現在の児童・生徒指導の中での疑問」について多くの質問が出され、活発な討議の中で、多くのことが得られた研修会となりました。