学校日記

つながる力向上プログラム

公開日
2017/06/05
更新日
2017/06/05

お知らせ

 兵藤友彦先生の一回目の授業が行われました。高校の演劇部の顧問をしておられる先生は、不登校の生徒たちが、演劇レッスンを通じて変わっていく姿を目の当たりにし、演劇には、人を変える力があると痛感されました。そのことから「演劇表現」のレッスンを考案され、全国各地でワークショップを開かれています。今回は、年度初めということで、「お互いを信頼できる集団作り」をやって頂きました。

 目を開けて手をつなぎ、一人がもう一人を誘導しながら講堂を歩き回ります。次に、手を引かれる人が目を閉じて歩き、目を開けている誘導役の人たちは、兵藤先生の合図で、交代します。その間目を閉じている人は、立ち止まって次に手をつないでくれる人を待ちます。最後は、目を閉じた人は、止まらずに歩き続ける中、誘導役の人は交代します。手を離されている不安感を、できるだけ短くするために誘導役の人は急いで交代します。

 優しく手を離し、次の人の所に全速力で動く女子の様子を見ていると、心が温かくなりました。必ず誰かが助けに来てくれると信じられるからこそ、目を閉じたままでも動けるのです。一緒にレッスンを受けたメンバー全員への「信頼」がなければ、このレッスンは成り立ちません。そのことを体感できた子供たちの感想は、とても良い文章でした。周りの事が気になってうまくできなかったグループも、次回のレッスンでは、体感できるといいなあと思います。

 同じメニューを教職員も研修で行いました。笑いの中でも深く学ぶことができ、とても楽しく役立つ研修になりました。