学校日記

6・22(月)児童朝会 小鳥校長先生のお話

公開日
2015/06/23
更新日
2015/06/23

お知らせ

 今日は高野山のお坊さんの話を紹介したいと思います。

 昔、あるお寺の門前におばあさんが住んでいました。おばあさんは毎日朝起きたら空を見上げて泣くそうです。周りの人からは毎日泣くから「泣きばあさん」と呼ばれていました。そこで、お寺の和尚さんが話を聞くと、おばあさんはこう言いました。「私には2人の息子がいるんです。一人は傘屋さんで、もう一人は草履屋さんです。朝天気が良いと、傘が売れなくて傘屋のお兄ちゃんがかわいそうだと思って泣いてしまいます。また、雨が降ると今度は草履が売れなくて草履屋の弟がかわいそうだと思って泣くのです。」

 そこで和尚さんは「おばあさん、その考えは間違っています。天気が良いと、草履が売れて弟が喜ぶ。雨が降ると傘が売れて兄が喜ぶ、というように考えなさい。」
というように説教をしたそうです。

 みなさん、泣くのと笑うのとどっちがいいですか?笑う方がいいですよね。当たり前ですね。晴れる、雨が降る、という事に対して泣くと笑う全く違う捉え方があるんですね。一つの事に対していくつもの考えがあるという事です。でも悪く考えるよりは良いように考えたほうが良いですね。

 最近、雨が多いから運動場に赤コーンが立ってる事が多いです。すぐに「赤コーン取ってください」と言ってきます。いつも運動場で遊びましょう、と言っているのでそれはそれで良いのですが、これも考え方を変えると「今日は雨が降っているから教室で楽しく遊ぶことを考えよう」となります。今からまだ一ヶ月くらい梅雨は続きます。ぜひ、こんな考えで梅雨も楽しく過ごしましょう。

 最後に、今日からプール水泳が始まります。去年より少しは泳げるように目標を決めてがんばりましょう。